【日本株投資戦略】イベント通過待ちで、週前半は様子見気分が強まりそう
12/16~20の日本株式市場は、もみ合いの展開を想定。
来週は米FRBのFOMCが12/17~18、日銀の金融政策決定会合が12/18~19に開催される予定。FOMCの結果が分かるのは日本時間12/19の朝、日銀の決定会合の結果は12/19のお昼ごろになりそうで、週前半は様子見気分が強まりそう。
FOMCでは利下げの有無、日銀会合では利上げの有無がポイントになるが、現状FOMCは利下げ、日銀会合は利上げ見送りとの見方が優勢か。目先は関連ニュースや経済指標等に投資家の関心が集まることになりそうだ。なお、12/13には12月調査の日銀短観、12/17には11月の米小売売上高等の発表が予定されている。
いろいろあった2024年も残すところ、あと3週間弱。日米の中銀イベント通過後は、海外投資家の一部はクリスマス休暇入りする時期と思われ、市場参加者の減少が見込まれる。売買はこれまでに比べて減少する可能性がありそうで、流動性に留意が必要か。ただその一方で、短期筋の投機的な先物売買も減ると見られ、国内勢による落ち着いた相場展開が見込まれよう。年末高のアノマリーに期待したい。
内閣府は12/9、11月の景気ウォッチャー調査を発表。3カ月前と比較しての景気の現状判断DI(季節調整値)は前月比1.9pt上昇の49.4となり、3カ月ぶりに上昇。気温低下で冬物衣料などが売れ、小売り関連が好調に。2~3カ月後の景気を聞いた先行き判断DI(同)は前月比1.1pt上昇の49.4だった。寒い冬が消費に貢献か。
(12/11記 投資情報部 大塚)