【日本株投資戦略】好業績が期待される銘柄の押し目買いを継続したい
9/24~27の日本株式市場は、値固めの展開を想定。
日本株のパフォーマンスが海外の主要株価指数を下回っているが、その背景には円高トレンドや値がさ半導体関連株の軟調な動き等がありそうだ。もっとも、材料は織り込まれつつあり、下値リスクは限定的か。賃金と物価の好循環に対する評価、資本効率改善への期待に変化はないと考える。
足もと、日経平均予想EPSは最高水準での推移となっており、日本企業の業績は良好と言えよう。8月以降の波乱相場で調整を余儀なくされた好業績が期待される銘柄の押し目買いスタンスを継続したい。
自民党総裁選は9/27に投開票の予定だが、一部報道によれば、政府・与党は新首相を選出する臨時国会を10/1に召集する方向で調整中とのこと。早期の衆院解散、総選挙の可能性もありそうで、政局関連のニュースが日本株式市場を動かす場面がありそうだ。
日経平均は10月の定期入れ替えで2銘柄が入れ替わることに。10/1の算出からNRI(4307)と良品計画(7453)が新たに採用され、日本紙(3863)とDIC(4631)が除外される。この銘柄入れ替えに伴う各種ファンド等のリバランスは、9/30の大引けで発生する見込み。
9/26は3月決算企業等の権利付最終日となる。そして、翌9/27は権利落ち日で、日経平均全体での配当落ち分は、およそ226円(9/18時点、QUICK算出の先物理論価格をもとに類推)程度になると予想される。注意したい。
(9/18記 投資情報部 大塚)