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今週の特集記事大切なものほど目に見えないものである

「資産」という視点

企業分析を行う際、ある企業の有する資産に着目して投資判断を下す投資家も少なくないだろう。

バランスシート(貸借対照表)においては、企業の持つ総資産は資産と負債に大別される。そして資産のなかでも流動や固定、棚卸等、様々な分類が存在する。今回は、そうした多様な資産の中でも、有形資産と無形資産について考えたい。

有形資産と無形資産

有形資産とは、機械や設備、建造物、在庫品等の再生産可能資産と、土地や森林、地下資源、漁場等の売却対象となり得る再生産不可能資産を総括したものと定義される。

一方で無形資産とは、物質的実態を持たないが、権利等の形で売買したり、企業結合等により移転したりすることが可能な資産と定義される。代表例として挙げられるのが、特許や商標、ノウハウといったものとなろう。

無形資産は決算書類上で価値計上されている通り、様々な手段で具体的な価値を数値化することは可能である。ただ、本当にその全てが数値化されているかには疑問符が付こう。なぜならば、単に売買されるような無形資産ではなく、企業が自ら創出したブランドや長きに渡って積み上げた本業のノウハウ等は、具体的な数値としては計上されていないことの方が多いと考えられるからだ。

これからは「無形資産」がモノを言う?

この特集で投資家各位に伝えたいのが、今後の投資に際しては、「無形資産、特にまだ具体的に数値計上されていないと考えられる無形資産にこそ注目すべきではないか」ということである。背景にあるのが、産業の原動力の移行である。物理的な生産能力が産業の基盤として優勢だったが、足もとではデータが産業の基盤として取って代わろうとしている。データは無形資産の最たるものだろう。

もちろん、注目すべき無形資産はデータに留まらない。既に撤退した過去の本業で培ったノウハウでも、これからの成長産業に十分応用可能なものも存在し得る。さらに、エンターテインメントコンテンツとしてのIP(知的財産)にも注目できるだろう。足もとではゲームの実写映画化やアニメ・漫画のドラマ化等、コンテンツのマルチ展開の事例が散見されるようになっている。

ヒントになり得るのが以下の事柄だろう。1つ目が、米ディズニー。同社にとっては初の試みとなる動画配信サービスの「Disney+」の有料会員数の伸びがライバルの米ネットフリックスをもうならせる勢いの背景として、「他の追随を許さぬIP」が指摘されている。2つ目が、世界の時価総額ランキング。2011年には、資源や金融、IT、小売と上位の顔ぶれは様々だった。それから僅か10年の間に、その顔ぶれはIT関連が占めるまでになったのだ。

主な関連銘柄(銘柄略称)

主な関連銘柄(銘柄略称)

(マーケット支援部 山本)

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