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今週の特集記事「霧」も積もれば「雲」となる。

5Gで拡大する「雲」?

既に米英韓で一部サービスが展開したとされる5G。その5Gの普及拡大に伴い更なる市場拡大が見込まれるクラウド(雲)だが、1つ問題点がある。5Gによって通信量が激増すると、クラウドへのデータ処理負担が増える。結果としてクラウド環境は重たくなり、5Gであるにもかかわらず遅延が発生してしまうということだ。

負担を分散させるという発想

エッジコンピューティングのイメージ

そこで注目されうるのが、本来クラウド上で行われるデータ処理をスマホやPC等のユーザー端末或いはその近辺で処理させるという「エッジコンピューティング」だ。ちなみに、クラウドと端末の間に小型サーバーともいえる処理機構を分散配置してそれぞれの機構に処理をさせる「フォグコンピューティング(フォグ=霧)」というものもある。概念としてはどちらも似通っているように見受けられる。また、分散処理という観点では、ブロックチェーンとも通じるものがあろう。

エッジコンピューティングによって、クラウド上でのトラフィック(データ通信量)が軽減され、クラウド上で5Gならではの高速通信実現が期待できよう。また、分散処理という発想から想定されうるのは、端末のサーバー化。つまり端末の一層の高性能化だ。

わかりやすくイメージすれば、クルマは走行型サーバーとなり、エアコンは空調機能付サーバー、電柱や信号といった日本で基地局として活用が検討されているものは、スモールセルでありサーバーでもある、というようになるだろう。従来は特定の建造物の中にあり、日常的に目にする訳ではないデータセンターないしサーバーが、広く日常的に目にするものとなるかもしれない。

切り拓かれる未来

5Gで実現するとされる各種サービス。代表例を挙げれば自動運転や遠隔医療(或いはロボットを遠隔操作しての医療行為)だが、クラウドコンピューティングのみだとどうなるか。処理すべきデータがクラウド環境上に集中・遅延し、最悪の場合、命にかかわる事故や事件、手術ミスや失敗に繋がりかねない。

エッジコンピューティングの活用事例としてわかりやすいのが、エッジAIだ。画像認識や、映像と行動を認識するアクティビティセンシングといった分野で実際に活用されている事例が散見される。

歴史的には中央集権から分権へシフトするに伴い発展してきたとされる世界だが、本領域での分権化で未来がどのように切り拓かれていくのだろうか。

主な関連銘柄(銘柄略称)

主な関連銘柄としては、日本株ではコア(2359)、DMP(3652)、アステリア(3853)、NTTデータ(9613)、米国株ではシスコシステムズ(CSCO)などが挙げられよう。

(マーケット支援部 山本)

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