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中国株マーケット情報ポジション調整一巡後は、徐々に落ち着きを取り戻す展開か

4日の香港株式市場は大幅に反落。ハンセン指数の終値は前日比643.63pt(2.15%)安の29,236.79ptだった。米長期金利の上昇を背景に3日の米国市場でハイテク株が大幅に下落し、香港市場にも売りが波及した。出前アプリの美団(メイトゥワン、03690)など時価総額の大きい中国大手ネット株が軒並み急落し、相場を押し下げた。ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数も大幅反落し、前日比5.83%安の8,819.62ptと、節目の9,000ptを下回って終了し、1月15日以来約2カ月ぶりの安値を付けた。下落率は、中国当局がネット企業の独占的行為を規制する新たな指針の草案を公表し、中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団(09988)などが急落した2020年11月11日以来約4カ月ぶりの大きさとなり、テック指数は構成する32銘柄すべてが下落した。中国本土から香港株に投資するストックコネクト・サウスバウンド取引は、成約ベースで43億3100万香港ドルの売り越し。香港メーンボードの売買代金は2243億香港ドルと、前日から2割ほど増え、節目の2000億香港ドルを上回った。

4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比345ドル95セント(1.1%)安の30,924ドル14セントで取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受けて長期金利が1.5%台に上昇し、投資家心理が悪化。金利が上昇すると相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄を中心に売られた。米株の変動性指数(VIX)は一時、前日比2割程度高い31台に上昇(20を上回ると市場の不安心理が高まった状態とされる)。心理悪化で景気敏感株の一角にも売りが及び、ダウ平均の下げ幅は一時700ドルを超えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。前日比274.280pt(2.1%)安の12,723.472ptで終え、年初来で小幅のマイナスに転じた。

5日の香港市場は徐々に落ち着きを取り戻す展開か。米国市場が長期金利の上昇を材料に下落した流れを受け、朝方はハイテク株を中心とした売りが続こう。一方で、WTI原油先物価格が上昇しており、石油関連など景気敏感株の買いを誘いそうだ。本日は、中国で全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕するほか、米国では2月の米雇用統計が発表される予定となっている。内容を見極めたいといった向きも多いと思われ、ポジション調整が一巡した後は、徐々に落ち着きを取り戻す動きとなりそうだ。

 

(マーケット支援部 井上)

全人代開幕、政府活動報告に注目が集まろう

4日の中国・上海株式相場は大幅に反落した。上海総合指数の終値は前日比73.4129pt(2.05%)安の3,503.4916ptと、2月5日以来の安値を付けた。4日午後に全国政治協商会議(政協)が、5日には全国人民代表大会(全人代、国会に相当)がそれぞれ開幕するため、これまで政策期待を手がかりに買われてきた銘柄にいったん利益を確定しようとする売りが広がった。海外株式市場でのハイテク株安も投資家心理を冷やした。景気刺激策への期待から上げてきた消費関連が売られたほか、小売株や自動車株が大幅に下げた。金融株が総じて安く、不動産株は当局による価格抑制策への警戒が重荷となった。上海・深セン両市場を合わせた売買代金は9720億元。香港から中国本土株に投資するストックコネクト・ノースバウンド取引は、合わせて成約ベースで73億6900万元の売り越しとなり、個別では、万華化学集団(ワンファ・ケミカル、600309)、隆基緑能科技(ロンギ・グリーン・エナジー・テクノロジー、601012)、瀘州老窖(ルーヂョウ・ラオジャオ、000568)などが買い越し、宜賓五糧液(ウーリィアンエー・イービン、000858)、ラックスシェア(002475)、ゴーテック(002241)、貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ、600519)などが売り越しとなった。

5日の中国本土市場はもみ合いか。昨日大幅安となった背景には、国内金利の上昇や不動産業界の引き締め報道などもあったようだが、調整色の出ている株式市場の動向を受け、今後の政策の方向性を確認したいといった向きは多いと思われる。本日開幕予定の全人代における李克強首相の政府活動報告の内容に注目が集まりそうだ。

  

  

(マーケット支援部 井上)

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