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中国株マーケット情報中国GDPなど経済指標は結果次第では波乱要因となる恐れも

15日の香港株式相場は続伸した。ハンセン指数の終値は前日比77.00pt(0.27%)高の28,573.86ptと、2020年1月20日以来約1年ぶりの高値を付けた。業績改善期待から中国本土の金融株が買われ、相場を押し上げた。中国本土からの資金流入観測も投資家心理を支えた。一方で、トランプ政権は14日、スマートフォンの小米などを中国人民解放軍と関係が深い企業のリストに追加した。ハイテク株の一角に売りが出て、相場の重荷となった。指数は下げに転じる場面もあった。中国平安保険や中国工商銀行などの中国本土の金融株の上げが目立った。中国電子商取引(EC)最大手のアリババ集団や中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)も上昇し、テンセントは上場来高値を更新した。半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)の大規模な設備投資計画を受け、半導体製造機器メーカーのASMパシフィック・テクノロジーが大幅高となった。半面、小米は10.3%安で取引を終え、1社で指数を131pt押し下げた。自動車の吉利汽車控股も安い。出前アプリの美団やスマートフォン部品の瑞声科技控股(AACテクノロジーズ)、マカオでカジノを運営する金沙中国が下落した。中国本土から香港株に投資するストックコネクト・サウスバウンド取引は、成約ベースで134億3400万香港ドルの買い越しだった。

15日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落し、前日比177ドル26セント(0.6%)安の30,814ドル26セントで終えた。バイデン次期大統領が14日夜に1.9兆ドル規模の追加経済対策案を発表した。期待先行で相場は上昇していただけに、景気敏感株を中心に出尽くし感に伴う利益確定売りが優勢だった。2020年12月の米小売売上高が市場予想を下回ったのも、相場の重荷だった。相次ぐ対中制裁の動きも不安材料。ポンペオ米国務長官は15日、香港警察が民主派を大量逮捕したことを非難し、関わった香港当局者など6人に新たに制裁を科すと発表した。前日には、米商務省が「エンティティーリスト(輸出を規制する外国企業リスト)」に石油大手の中国海洋石油(CNOOC、00883)を追加。国防総省がスマートフォン中国大手の小米集団(シャオミ、01810)など9社をブラックリスト(中国人民解放軍が所有、または支配していると見なされる中国企業)に追加している。また中国では本日(18日)の取引時間中(日本時間11時ごろ)に、昨年10~12月期GDP成長率と12月の各種経済統計(小売売上高や鉱工業生産など)が発表される。注目のGDP成長率に関しては、7~9月期の4.9%から6.2%に加速するとの見方がコンセンサスだが、結果次第では波乱要因となる恐れもある。一方、香港市場にとっては、本土マネーの流入継続がプラス材料だ。中国本土との相互取引スキームを通じた買い越し額は、10営業日連続で100億香港ドルを超える大幅買い越しとなっている。

(マーケット支援部 松川)

【中国本土市場】中国GDPなど経済指標発表を気にしながらの神経質な値動きか

15日の中国・上海株式相場は3営業日ぶりに小反発した。上海総合指数の終値は前日比0.4732pt(0.01%)高の3,566.3778 ptとなった。中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)を通じて金融市場に5,000億元を供給し、潤沢な資金が株式市場にも流入するとの期待が支えとなった。一方、2020年10~12月期の国内総生産(GDP)など主要経済指数の発表を週明け18日に控え、持ち高調整などの売りも出て、上海総合指数は下げに転じる場面もあった。招商銀行の好業績を受け業績改善への期待が高まり、銀行や保険株は総じて上昇した。石炭や非鉄金属、金鉱株も高かった。自動車や自動車部品関連株の一角も買われた。半面、貴州茅台酒や佛山市海天調味食品などの食品株に下げが目立った。半導体の中芯国際集成電路製造や深セン市匯頂科技、発光ダイオード(LED)用チップの三安光電といったハイテク関連株の一部が軟調。インフラ建設株や鉄鋼株、セメント株もさえなかった。深セン成分指数は38.425pt(0.25%)安の15,031.703ptと3日続落。香港から中国本土株に投資するストックコネクト・ノースバウンド取引は、合わせて成約ベースで8億200万元の買い越しだった。

個別では、京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ、000725)、中国中免(チャイナ・ツーリズム・グループ・デューティー・フリー、601888)、立訊精密工業(ラックスシェア、002475)、三一重工(サニー・ヘビー・インダストリー、600031)、などが買い越しとなり、隆基緑能科技(ロンギ・グリーン・エナジー・テクノロジー、601012)、貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ、600519)、内蒙古伊利実業集団(インナー・モンゴリア・イーリ-・インダストリアル、600887)、などが売り越しとなった。

本日の中国本土市場は中国経済指標の結果をにらみながらの展開となりそうで、全体として神経質な値動きか。無事通過した場合、買いの勢いが増す可能性もある。

(マーケット支援部 松川)

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