【世界市場の見通し】日米中共に調整地合いを予想
4/25~4/29の世界市場は、日本株は神経質な展開、米国株と中国株は週後半にかけ軟調な展開を予想。
IMFが世界経済見通しを発表。ロシアのウクライナ侵略を受け2022年の世界のGDP成長率予想を4.4%から3.6%に引き下げた。日米中ユーロ圏共に1月見通しからそれぞれ3.3%→2.4%、4.0%→3.7%、4.8%→4.4%、3.9%→2.8%に引き下げられた。米国の見通しはBloombergの市場コンセンサスの+3.2%よりも高く、若干強気な印象を受ける。
日本株市場は、不透明な外部環境を背景に引き続き神経質な展開の継続か。決算発表時期にあたり本来であれば業績等を踏まえた個別物色の展開を想定も、ウクライナ情勢等の不透明感が強く、不安定な値動きが継続しそう。
米国株式市場はGAFAMの決算への事前期待は高くないと予想されるも、無事乗り切れれば押し目を拾う動きも出てこよう。もっとも5/3~4のFOMCではタカ派な内容が想定される。情報開示が進んでおり、ある程度織り込んでいると予想するが、それでも事前に買う動きは限定的と予想する。
中国株市場は週末にかけて軟調な地合いが強まると見込む。1~3月のGDPは市場予想を上回るも、最優遇貸出金利引下げは見送られた。週後半にかけては、4/30~5/4の労働節の長期休暇を控え、軟調な地合いが強まる可能性もありそうだ。
(4/20記 投資情報部 藤本)
【日本株投資戦略】ガイダンスリスクは織り込んできたとみる
(4/20記 投資情報部 大塚)