条件付きではあるが、外国人観光客の受入れが再開された。コロナ前の2019年の訪日外国人旅行消費額は約4.8兆円。日本経済にとって非常に重要な分野と言えよう。
松野官房長官は6/1の会見で「円安のメリットを受けられるインバウンド再開は地域経済にとって大きな意味がある」と指摘。「感染拡大防止と社会経済活動のバランスを取りながら、段階的な緩和を進める」とも述べた。
ダボス会議の主催団体として知られる「世界経済フォーラム」が、2022年5月に世界の観光地として魅力度、交通インフラ、自然や文化の豊かさ、環境への配慮などを比較した「TTDI(Travel & Tourism Development Index)」の2021年版を発表。
日本は総合順位で世界1位になった。各種報道によれば、2007年に発表が行われて以来、初めての快挙、とのこと。
調査は117の国と地域を対象に行われ、日本は特に交通インフラの利便性や、自然や文化など観光資源の豊かさ、安全性などが高く評価されて1位になったようだ。
コロナ前の2019年に訪日した外国人観光客は3188万人であったが、2021年には24.5万人まで減少した。段階的なものになるだろうが、今後の外国人観光客の増加に期待したい。