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今週の特集記事【特集1】中国の消費拡大で関連企業の業績向上に追い風か 〜2011年も中国が世界経済を牽引する構図が続く見通し〜(1/24)

中国―2011年も高成長持続の見通し  

米国・中国・日本のGDP推移と見通し  昨年は中国を含めたアジアの高成長が世界経済を牽引したが、今年(11年)も その構図は変わらないだろう。IMFによると、11年の世界経済成長見通しは4.2%程度とされているが、米国や日本など先進国の成長が緩やかなものに留まる一方で、中国などアジア各国は引き続き高成長が見込まれている。ちなみに中国の11年成長見通しは+9.6%となっている。

中国で春節休暇入り

中国の小売売上高総額の推移  中国では2月2日から8日までの7日間、春節休暇(旧正月)を迎える。中国では、春節は欧米のクリスマス商戦に相当する期間とされ、中国の1年の消費動向を占う上で重要な時期に当たる。中国の小売売上高総額の推移から、春節休暇に向けて、消費が増加していることが分かる。

中間所得層の増加でマーケット拡大余地 

中国の全人口に占める中間所得層の推移  中国では高成長に伴う所得水準の向上により中間所得層が増加している。通商白書によると、中国の中間所得層は、00年は約0.7億人だったが、10年には約5.0億人(00年比7.1倍)に増加する見通し。さらにその10年後の20年には約9.7億人(同13.9倍) に達する見通しのようだ。

  中間所得層の増加に伴い、モノ・サービス消費の活発化が予想される。消費に関連する企業はその恩恵を享受する可能性があろう。
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