2月7日から2月11日の中国株式市場は、欧米市場が春節による休場期間中に上昇した流れに追随か。本土市場、香港市場ともに堅調な展開を想定する。
1月30日に発表された1月の中国購買担当者景気指数(PMI)は、製造業が前月比0.2ptの小幅な下落にとどまったが、非製造業は同1.6ptの大幅低下となった。新型コロナの感染拡大とゼロコロナ政策で運送業が影響を受け、春節の長期祝休日(1月31日~2月6日)にもかかわらず旅行業や外食業の景況感が悪化したようだ。一方で、政府によるインフラ投資の拡大は継続しているようで、建設業は受注を含め好調を示す内容となった。2月中は新型コロナの感染が継続し景気の停滞は続くとみられるものの、3月5日の全人代開幕を前に政策期待も高まりやすい時期となる。政策関連銘柄中心に株式市場は徐々に底堅さを増す展開となろう。
また、中国株式市場でも主要企業の決算発表が始まる予定。内容を見極めながら好業績銘柄を選別物色する動きも強まりそうだ。
(マーケット支援部 井上)
今週の主なスケジュール
7日(月)
2月の財新・中国サービス業PMI
1月の豪求人広告件数
休場=NZ(ワイタンギ条約記念日)
8日(火)
1月の豪企業景気信頼感
9日(水)
2月の豪消費者信頼感
インド中銀が金融政策発表
タイ中銀が金融政策発表
決算発表:ヤム・チャイナHD(09987)
10日(木)
決算発表:SMIC(00981)
11日(金)
フィリピン中銀が金融政策発表
13日(日)
韓国大統領選候補者登録(14日まで)