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中国株マーケット情報米株急落を嫌気し、売りが先行しそうだ

27日の香港株式相場は小幅に続落した。ハンセン指数の終値は前日比93.73pt(0.31%)安の29,297.53ptとなった。これまで急ピッチで上昇してきた主力ネット株などに利益確定売りが続いたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に投資家の様子見姿勢も強かった。一方、中国本土(上海、深セン)市場との株式相互取引を通じた中国人投資家による香港株の売買は235億香港ドルと大幅な買い越しとなり、中国マネーを支えに相場の上昇基調が続くとの期待が根強く下値は限られた。中国本土から香港株に投資するストックコネクト・サウスバウンド取引は、成約ベースで235億3000万香港ドルの買い越しだった。

27日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比633ドル87セント(2.0%)安の30,303ドル17セントと約3週ぶりの安値で終えた。下げ幅は今年最大。航空機のボーイングなど決算発表が嫌気された銘柄が売られ、相場の重荷となった。また、一部銘柄に対する個人投資家の投機的な動きも市場心理を冷やした。投資家心理を映す米株の変動性指数(VIX)は37.21と前日比で6割強上昇し、昨年11月上旬以来の高水準を付けた。米連邦準備理事会(FRB)はこの日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利と量的金融緩和の現状維持を決めた。声明では景気認識をやや下方修正したが、相場への影響は限られたようだ。ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は続落し、前日比355.467pt(2.6%)安の13,270.598ptで終えた。ナスダック指数の下げ幅も今年最大だった。

 本日の香港株式市場は、売りが先行する流れとなろう。米株式市場が急落したことを受け、香港株式市場でも投資家が運用リスクの回避姿勢を強める動きとなろう。

  

(マーケット支援部 床井)

売り先行か、米株急落が重しに

27日の中国・上海株式相場は小幅に反発した。上海総合指数の終値は前日に比べ3.9122pt(0.10%)高の3,573.3412ptだった。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が26日、世界経済フォーラムのオンライン会合で、中国経済について「金融政策を通じ成長を支援する」方針を示した。当面は現行の金融政策が維持されるとの見方が投資家心理の支えとなった。一方、酒類の販売に関する一部都市の規制強化が警戒され、相場の上値を抑えた。上海のハイテク新興企業向け市場「科創板」の50銘柄で構成する「上証科創板50成分指数」は続落し1.35%安だった。深セン市場で深セン総合指数、新興企業向け市場の「創業板」指数はともに反発し、それぞれ0.27%、0.69%上げた。香港から中国本土株に投資するストックコネクト・ノースバウンド取引は、合わせて成約ベースで12億5600万元の売り越しだった。個別では、京東方科技集団(BOEテクノロジー・グループ、000725)、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー、002475)などが買い越しとなり、宜賓五糧液(ウーリィアンエー・イービン、000858)、貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ、600519)、隆基緑能科技(ロンギ・グリーン・エナジー・テクノロジー、601012)、内蒙古伊利実業集団(インナー・モンゴリア・イーリー・インダストリアル、600887)などが売り越しとなった。

本日の中国本土株式市場は、米株急落を嫌気した売りが先行する流れか。国家統計局が27日公表した昨年12月の全国工業企業利益は前年同期比で20.1%増加し、11月の15.5%増から大幅に加速している。中国の過度な金融引き締めに対する警戒感もやや後退。中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は26日、世界経済フォーラム(WEF)のパネル討論会で、「人民銀行が金融政策による支援措置を早期に解除することはない」と言明した。その半面、人民銀が資金吸収を続けていることはマイナス。27日は、公開市場操作(オペ)を通じ、3日続けて市場資金を引き揚げた。また、人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は27日に引き続き大幅上昇し、2019年4月以来、約1年9カ月ぶりの高い水準に達している。また、今年1月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)の公表を週末(31日)に控え、様子見ムードが強まる可能性もあろう。

(マーケット支援部 床井)

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