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中国株マーケット情報内外の不安材料で神経質な値動きか

26日の香港株式相場は大幅反落した。ハンセン指数の終値は前日比767.75pt(2.54%)安の29,391.26ptだった。指数は前日に心理的節目の3万台を回復し、およそ2年7カ月ぶりの高値を付けていたため、短期的な利益確定目的の売りが優勢となった。下落率は香港国家安全維持法を巡る米中の対立激化懸念が高まった2020年5月22日以来、およそ8カ月ぶりの大きさだった。中国人民銀行(中央銀行)は26日、短期金融市場での公開市場操作(オペ)で7日後の売却条件付き債券購入(リバースレポ)を通じ、20億元の資金を金融市場に供給した。期日到来分として800億元を吸収したため、780億元の吸収超となった。当局が相場の過熱感を警戒しているとの見方が広がり、投資家心理を冷やした。中国本土から香港株に投資するストックコネクト・サウスバウンド取引は、成約ベースで139億4700万香港ドルの買い越しだった。

26日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比22ドル96セント(0.1%)安の30,937ドル04セントで終えた。新型コロナウイルスの新規感染者数の増加で世界的に景気回復が鈍るとの見方から売りが出た。半面、市場予想を上回る業績を発表した銘柄や主力ハイテク株に買いが入り、下値は堅かった。

本日の香港市場は、内外の不安材料で神経質な値動きか。26~27日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)後にパウエル議長が会見を開くため、金融政策動向を見極めたいとするスタンスが買い手控えにつながるか。また、バイデン新政権が打ち出した総額1兆9000億米ドル規模の経済対策に関し、成立が遅れるとの見方が一部で広がったことも投資家心理の重しとなっている。

  

(マーケット支援部 松川)

人民銀の金融政策動向を注視

26日の中国・上海株式相場は反落した。上海総合指数の終値は前日比54.8091pt(1.51%)安の3,569.4290ptと心理的な節目の3,600ptを割り込み、1週間ぶりの安値。足元では指数がおよそ5年ぶりの高値圏にあるため、高値警戒感から利益確定売りが優勢となった。深センの新興企業向け市場の創業板指数が大幅に下落したことも、投資家心理を冷やした。深セン成分指数は357.774pt(2.27%)安の15,352.419ptで終えた。上海市場ではメディアやバイオ関連が軒並み安となった。金融株や不動産株が安く、自動車株もさえなかった。酒造の貴州茅台酒は、上場来高値の更新後に利益確定売りに押された。

香港から中国本土株に投資するストックコネクト・ノースバウンド取引は、成約ベースで35億4100万元の売り越しだった。

個別では、隆基緑能科技(ロンギ・グリーン・エナジー・テクノロジー、601012)、立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー、002475)、中国旅遊集団中免(チャイナ・ツーリズム・グループ・デューティー・フリー、601888)、などが買い越しとなり、貴州茅台酒(グイジョウ・マオタイ、600519)、江蘇恒瑞医薬(ジャンスー・ハンルイ・メディシン、600276)、三一重工(サニー・ヘビー・インダストリー、600031)、内蒙古伊利実業集団(インナー・モンゴリア・イーリー・インダストリアル、600887)などが売り越しとなった。

本日の中国本土市場は、全体として神経質な値動きか。中国人民銀行(中央銀行)のオペ取引を通じての資金引き揚げが予想外だったこともあり、短期金利は約1年3カ月ぶりの水準に急上昇している。自律反発狙いの買いが入る可能性はあるものの、内外の不安材料が上値を重くしそうだ。人民銀の金融政策動向を注視したい。なお本日は、中国で国家統計局が昨年12月の全国工業企業利益を公表する。

  

(マーケット支援部 松川)

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