【日本株投資戦略】国内の投資家を中心に押し目買いが見込まれよう
7/18~21の日本株式市場は、値固めの展開を想定。値幅調整を経て、値ごろ感も出始める水準か。
日経平均は、4月以降下値支持線として機能してきた25日移動平均線を割り込んだことで、目先は調整含みの推移となりそう。もっとも、値幅での調整は十分と思われることや、ETFの分配金捻出に伴う売りイベントを通過したこと、海外投資家の買いに加え、これまでの上昇相場に乗り切れなかったとみられる国内の投資家を中心に押し目買いが見込まれよう。値幅ではなく日柄の調整と見る。
2月・8月などの決算企業の決算発表は7/14でほぼ終了となるが、本格的な経済再開を背景に良い内容になりそうだ。夏休みを控えて、国内旅行の盛り上がりも期待されており、内需関連などが物色される場面もあろう。
米国に続き、日本でも3月決算企業を中心に4~6月期の決算発表が7月下旬からスタートする。もっとも、実際に本格化するまでに若干の間があり、決算内容を確認したいとの投資家心理から様子見気分が強まる場面もありそうだ。
東証をはじめとする全国4証券取引所は7/6に「2022年度株主分布状況調査」を発表。金額ベースで見た「個人・その他」の保有比率は17.6%と2年ぶりに上昇し、2013年度以来9年ぶりの水準に。「外国法人等」の保有比率は30.1%となり、前年度から0.3pt低下したが、3年連続で30%台を維持した。「事業法人等」の保有比率は19.6%と同0.4pt低下し、20%を下回った。
(7/12記 投資情報部 大塚)