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今週の特集記事「地上の太陽」核融合発電

今夏は猛暑?

夏至を過ぎ、これからいよいよ夏本番に向けて暑さが増していく時期となってきた。

今年は4年振りにエルニーニョ現象が発生。エルニーニョ現象が発生すると、日本では一般的に冷夏になりやすいとされるが、今夏はスーパーエルニーニョと表現されるほどの勢力の強さで、猛暑になる可能性が高いもよう。猛暑となれば、今夏も電力不足の懸念が続きそうだ。

幾度も電力不足の懸念に悩まされる日本だが、ある革新的な発電技術に注目が集まっている。話題の生成AI「Chat GPT」の米OpenAIを率いるサム・アルトマンCEOが次の技術革新として出資もしている、核融合発電だ。

核融合発電とは

核融合発電とは、水素のような軽い原子核同士が融合してヘリウム等の重い原子核に変わる核融合反応で得た熱で水から蒸気を作りタービンを回して発電する。

なぜ核融合発電

核融合発電は少ない燃料で膨大なエネルギーを生み出すことができる。理論上では燃料1グラムに対し、タンクローリー1台分にあたる8トンの石油相当のエネルギーが生み出せるとされ、石油や天然ガスを燃焼させる火力発電と異なり、CO2を排出しない。

燃料資源に使われる重水素等は海水から採取することが可能なため、海洋に囲まれる日本にとっては、燃料供給の不安が少ない。

また、「核融合」は原子力発電で用いられる「核分裂」とは異なり、高レベルの放射性廃棄物が発生せず、燃料の供給を止めれば、核融合反応はすぐに収まり、従来の原子力発電に比べて安全性が高いとされている。

地球の繁栄に多大なる影響を与えてきた太陽のエネルギーの源は核融合である。世界中でカーボンニュートラルが叫ばれており、資源に乏しい日本にとって、「地上の太陽」の実現は希望の光となるだろう。

実現に向けた課題

夢のようなエネルギーの核融合発電だが、実現に向けた課題は多い。核融合には1億℃以上の超高温のプラズマ状態を長時間維持しなければいけない。昨年12月米国で行った実験で核融合に投じたエネルギーよりも多いエネルギーを取り出すことに世界で初めて成功したが、10億分の1秒という一瞬に止まり、核融合炉全体の使用エネルギーを上回らなかった。

また、実験を行った設備の大きさはサッカー場3面分も占める超大型施設であったという。


その課題の多さ等から、世界では2030年代、あるいはそれ以降の実用化と見られてきた。

ところが、5月に驚くべきことが起きた。先のアルトマン氏が出資する米ヘリオン・エナジーは米マイクロソフトと世界初の核融合電力の供給契約を締結。同社は2028年から電力を供給開始するという。

近い将来、「地上の太陽」が世界各地で輝く日が訪れるのだろうか。

主な関連銘柄

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(投資情報部 佐藤)

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