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今週の特集記事広がりゆくNFT、課題と未来

NFTチケット

この夏リオネル・メッシを擁する世界的なサッカークラブ、パリ・サンジェルマン(PSG)が来日、7/20よりJリーグの3チームと試合を行っている。

5/26に来日ツアーが発表され、試合日程と共に報道で大きく取り上げられているのが、各会場5組10名限定販売の1000万円のNFT版デジタルチケットである。

1000万円という価格も注目だが、このチケットはブロックチェーン上に世界で一つ、自分だけのものと証明できるNFTである点も注目すべきだろう。

NFTとは

NFT(Non-Fungible Token)とは「非代替性トークン」というデジタルデータの一種。

一般的にデジタルデータはコピーや改ざんが容易なため、海賊版等が出回りやすく、実物の資産と比較して価値を持たせるのは難しかった。

しかし、情報改ざんが困難なブロックチェーン上でデータに付随する発行数や作成年月日、所有者等のメタ情報を明示することにより、識別可能な唯一無二であるという価値を持たせることを可能にするのがNFTである。

先述のチケットも観戦する試合日程・座席番号・所有者名等が明示されたNFTがチケットデータに付与されることで、世界でたった一つのデータとして価値が生まれる。

NFTはいわば「鑑定書と所有証明書に相当する情報が付与されたデータ」といえる。

NFTに見出された価値

2021年3月にTwitterの共同創業者のジャック・ドーシー氏の「世界初のTwitter投稿」がNFTとして、オークションに出品され、3億円超の価格で落札された。世界的企業の創業者本人が鑑定書を付けた唯一無二のデータに価値が見出され、このような価格がついたのだろう。これは大谷翔平選手のプロ初ホームランのボールに鑑定書や本人のサインが付くことで価値がつくのと同じで、価値が付いた対象が実物ではなく、データに付いたという違いがあるだけである。

NFTの課題と今後

一方で、NFTには普及や発展に向けての課題も指摘されている。所有者名等の情報は改ざんが困難であってもデータ部分のコピーは可能であるため、例えば音楽の楽曲NFTの場合、音源部分がコピーされて第三者に音源が渡ってしまえばNFT所有者でなくとも聞くことができてしまう。

また、日本の法律上NFTは形のある「物」(有体物)ではないので民法上の所有権が認められず、仮にNFTが保存されたスマホが盗まれても、スマホの所有権は主張できても、NFTの所有権を主張できるかは法律上定かではない。

実際に盗難事件が起きる等もあり、投機熱は冷めつつあるが、NFTは様々な業界で広がりを見せている。課題や留意点は多いものの市場規模は25年にも800億ドルに達するとの声もあり、今後の動向に注目は集まろう。

主な関連銘柄

(投資情報部 佐藤)

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