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中国からの便り

第209回:とりあえずグルチャですね!微信で広がる友達の輪

「では、立ち上げますか!」――。とある上場企業の董事会秘書(役員クラス)がおもむろにスマホを取り出した。立ち上げるのは、対話アプリの微信(WeChat)の「群聊(群組聊天)」。つまりグループチャット(グルチャ)だ。初対面で挨拶したばかりの企業幹部が音頭を取り、あっという間に我々とIR担当者などが入った数人規模のグルチャが誕生。この中で情報交換を行い、あっという間に取材の約束ができた。何でもスピーディーに物事が運ぶ中国。一度も会ったことがない人でも、チャットでつながれば話が円滑に進む。これに慣れてしまうと、電話やメールで時候の挨拶から始めるのが億劫になってしまうほどだ。

グルチャありきのチャイナ式コミュニケーション。WeChatを調べてみたら、私は156のグループに参加していた(これでも少ない方だと思う)。まぁ、半分以上はそれほど書き込みがなく休眠状態という"グルチャあるある"だが、アクティブなモノも多く、毎日のように誰かが何らかの発言をしている。たわいもない書き込みもあれば、重要なお知らせや情報もあるため、いきおいWeChatから目が離せない。眉間にしわを寄せながら常時スマホを鬼チェックする人が多いのもうなずける(私のことだ)。

中には、見覚えがないグルチャもあった。金融業界で働く中国人が集まるグループで、知人が良かれと思って私を勝手に入れたらしい。断るのも無粋なので、そのままROM(リードオンリーメンバー)として皆のやり取りをひっそり閲覧している。

基本的な仕組みはLINEのグルチャとほぼ一緒だ。友人や家族がメンバーのお喋りタイプもあれば、趣味や仕事の情報交換がメインのグループもある。

中国ならではの特徴を挙げてみよう。まずはやり取りが盛んなこと。遠慮しがちな日本人と異なり、中国人はガンガン突っ込んでくる。意見交換が活発になって議論が深まり、有意義と感じることもしばしば。ただ、自分語りで暴走する人がいたり、空気を読まない発言で気まずい雰囲気になったりと"副作用"も多い。基本的に参加者任せの自由な情報交換スペースだが、不規則発言や喧嘩・罵倒まがいの投稿をする人は、管理人たる発起人(立ち上げ者)によって退場させられることもままある。

もう一つの大きな特徴は、プライベートのみならず職場でのグルチャ立ち上げが普通に行われることだろう。学生サークルのノリで簡単な情報交換や食事会のお知らせなどで済めば御の字だが、結局は業務連絡や指示・命令などが増えてくる。上司に対する「承知しました!」などの返しでチャット画面が埋まるのはお約束。また、公私の垣根も越えてくる。深夜に業務命令があり、早朝に資料提出というブラックまがいのひどい組織も散見される。評価や昇進にも影響するため、チャット不参加はありえない。日本で普通に見られる「仕事と私生活は別物」「業務時間外に上司や同僚と繋がっているのは耐えられない」との考えは中国ではまず通用しない。あぁ、キビシー。

ご存じのように、中国ビジネスは「グワンシー(関係)」という人的ネットワークが重要視される。微信やグルチャは「現代版グワンシー」構築の格好のツールと言えよう。いわゆる「圏(サークル)」に入り込んでいかないと何も情報を得られない。

そのクローズドな空間で敏感な企業情報を漏らす内部関係者も時々いる。会話のスクリーンショットなどでその事実が明るみになれば(チクられれば)、不適切な情報開示として当局や企業、投資家から非難や警告を受けることもある。当然ながら要注意。

とは言え、便利なツールであることに変わりはない。昨年の上海ロックダウン。マンション住人のグルチャが自然発生的に立ち上がり、コロナ関連情報、PCR検査の時間、生活物資の共同購入のお知らせなどが飛び交った。近所付き合いは何かと面倒だが、チャット上だとそのハードルは低くなる。協力心や団結感も俄然強まった。忌々しい出来事ばかりの中、チャットが数少ない拠り所だったのも事実だ。とはいえ、ゼロコロナ政策が終了した今、このグルチャが封鎖生活のサバイバルツールとして再び動き出すことはないだろう。たぶん......。

(東洋証券上海駐在員事務所 奥山 要一郎)

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