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今週の米国株式市場見通し決算発表本格化の時期にあたり、神経質な展開か(7/18~7/22)

決算発表本格化の時期にあたり、神経質な展開か

7/18~7/22の米国株式市場は、決算発表本格化の時期にあたり、神経質な値動きを想定する。現在の業績予想を前提にすればバリュエーション調整は進んでおり、業績見通しが正当化される内容であれば、戻りを試す展開も想定されよう。

S&P500(エネルギーを除く)の企業の2Qの利益予想は前年比3%減益(Refinitiv集計)となっており、今四半期に関してはある程度の減益は織り込んでいるもよう。ただ3Q、4Q利益予想はそれぞれ同5.3%、同7.5%の増益予想で、ソフトランディングとインフレの鎮静化をある程度前提としていると思われる。会社発表のガイダンス次第では下方修正のリスクがあり、全体として神経質な展開か。ただ、現在の業績予想を正当化するような業績や会社予想が公表されれば、現在の業績予想を前提としたバリュエーションが正当化され、見直し買いも期待できよう。

7/19にネットフリックス、7/20にテスラの決算が発表予定。ネットフリックスの前回の決算発表時は会員数が減少に転じ株価が急落した。22/2Qに関しても2百万人減少を会社は見込んでいる。Bloombergの市場予想では3Q、4Qにかけて会員数増加が予想されているが、会社の見通しがその通りか注目されよう。テスラの決算は中国の都市封鎖の影響を反映したものになろう。22/2Qの出荷台数は254,695台、生産台数は258,580台とそれぞれ前期比で17.8%減、15.3%減となっている。事前に押し目買いが入りにくい状況とみる。

22年2Q、S&P500セクター別の増減益率(前年比) S&P500の収益・利益の変化率(前年比)

(7/13記 投資情報部 藤本)