重要政治イベント多数、議事要旨にも注目したい
8/17-8/21の米国株式市場はS&P500が過去最高値圏にあり、重要政治イベントも多く、もみ合いを想定。
①S&P500が最高値圏にあり利食い売り等が予想されること、②(執筆時点で)追加経済対策が合意に至っていないこと、③バイデン氏の大統領就任リスクが意識される可能性があること等が上値抑制要因か。経済対策は大統領令によるものだけでは不十分で与野党合意による規模拡大が必要と考える。大統領選挙関連では8/20にバイデン氏の指名演説を予定。ハリス氏を副大統領候補に指名と公表後バイデン氏の当選確率が上昇したようだ。バイデン氏の政策は株式市場にはマイナス面が大きいとされ警戒が必要か。一方、金融政策への期待感が相場を下支えか。サンフランシスコ連銀が平均インフレ目標を支持するレポートを公表。金融政策のフレームワーク見直しを巡る議論にも注目したい。同政策は緩和強化に繋がる可能性があり、7月のFOMC議事要旨で前向きな議論が確認された場合、8/27-28のカンザスシティ連銀主催の経済シンポジウムへの期待も高まりやすいと考える。
(8/13記 投資調査部 藤本)