底堅い推移を予想、指数は高値更新も
7/29-8/2の米国株式市場は底堅く推移しよう。米主要株価指数は揃って過去最高値更新が続く場面もありそうだ。FOMC、マクロ、企業決算などに注目。
7/30は中国の上海で閣僚級の米中貿易協議が開催予定と伝わっている。よって週初は米中貿易協議進展への期待感が相場を下支えするだろう。7/30-31はFOMCが開催予定で、0.25%程度の利下げが見込まれている。その結果を市場参加者がどのように解釈するのかを見極める必要がある。
来週は、7月のADP雇用統計、同ISM製造業景況指数、同雇用統計が発表予定。仮にこれらの結果が市場予想から振れたとしても、良ければ好景気の持続を素直に好感、悪ければ今後の利下げ期待という具合に楽観的に捉える動きが優勢となろう。
主力処の決算発表からも目が離せない。来週も各業界の主要企業が決算発表予定だ。
アップルの決算内容を見極め
7/30、アップル(AAPL)が決算発表予定。その決算内容は各国関連企業の株価にも大きく影響するため、その結果に一喜一憂する可能性があろう。もっとも4-6月期は米中貿易問題を巡って市場が収縮した期間でもあるため、その影響は織り込まれている可能性が高いのではないか。
過去最高値更新を試すか
S&P500種とナスダック指数が7/24に過去最高値を更新した一方で、NYダウは7/15に高値を更新して以降、高値圏でのもみ合いが続いている。来週はダウ採用銘柄の決算発表が複数予定されているため、その結果次第ではNYダウの出遅れ修正が期待される。もっとも直近の上昇で18年以降の日柄調整を終えた可能性が高く、上昇トレンドへ回帰した公算が大きい。
(7/25記 投資調査部 檜和田)