【日本株投資戦略】短期的な過熱感が後退してきたと見る
7/24~28の日本株式市場は、個別物色の展開を想定。
本格的な決算発表シーズン入りすることで、実績や業績予想を手掛かりとした売買が中心になると思われる。日経平均は、好調な米国株式市場の動向を受け、戻り待ちの売りをこなしながらの値固めの展開となろう。
来週は7/25~26に米FRBのFOMC、7/27~28には日銀の金融政策決定会合が予定されている。日米の重要イベントを控え、内容を見極めたいとして、週後半は様子見気分が強まりそうだ。なお、市場参加者の一部は日銀の政策修正を予想しているようで、場合によっては波乱する可能性があるが、押し目は引き続き買い場と捉えたい。
東証プライムの騰落レシオ(25日移動平均)は7/18に93.43%まで低下、約6カ月ぶりの低水準となった。騰落レシオは値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割ったもの。一般的に、120%を上回ると「買われすぎ」、80%を下回ると「売られすぎ」の目安とされる。日本株の短期的な過熱感が後退してきたと言えそうだ。
3月決算企業を中心に、4~6月期の決算発表がスタートする。決算発表の前半のヤマ場は7/31(月)の283社(7/19時点、全決算期、QUICK集計)。そして、後半のヤマ場は8/10(木)で785社(同)となっている。ちなみに、8/11(金)は「山の日」で休場、そしてお盆休み入りする流れに。
(7/19記 投資情報部 大塚)