今週の特集記事特集2:穀物価格の高騰が長期化する可能性も〜過剰流動性を背景に投資マネーの流入が進む〜(10/18)
投資マネー、国際商品価格を押し上げる
穀物価格の上昇が続いている。天候不順による供給不安と投資マネーの流入等がその要因として考えられ、代表的な国際商品指標とされるCRB指数は堅調な推移となっている。
貴金属や非鉄金属価格、穀物価格の上昇が指数を押し上げている。米商品先物取引委員会(CFTC)が10月8日に発表した5日時点の建玉報告では、CMEの穀物先物市場で、投機筋(非商業部門)によるトウモロコシの買越枚数は44万4135枚に達した。この水準は資源バブルで沸いた08年を超える水準に達し投資マネーの流入が裏付けられている。過剰流動性相場の長期化が予想され、更なる投資マネー流入も考えられよう。
今後も穀物需要は増加し続ける見通し
新興国の人口増加や所得水準の向上に伴い、世界の穀物需要量は、今後も増加が見込まれている。一方、穀物の期末在庫率は、2006/07年度から2年連続して、1972/73年度以来の低水準に接近。2010/11年度の期末在庫率も19.3%と前年度比で減少の見通し。FAO(国際連合食糧農業機関)は全穀物の安全在庫水準を17〜18%と定めている。
穀物需要増大は関連企業の収益向上に
穀物需要の増大を背景に作付面積の拡大や栽培に使う肥料・農薬使用量の増加が予想される。上述のように穀物(食料)需要は今後も伸長することが見込まれており、関連メーカーの業績拡大に追い風となろう。
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