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中国からの便り

第174回:GoToトラベルinチャイナ 通行手形は健康コード

ローカル線の車内は人と荷物でいっぱい

「旅行客は6億人以上へ」――。10月1日から始まる国慶節の連休期間中の予想である。今年は中秋節も重なり、例年より1日多い8連休。昨年の延べ7億8000万人からは減少しそうだが、コロナ禍の中でも市民の旅行意欲は高い。私の知り合いでも旅に出る人が明らかに増えている。それでは、実際の現場はどうなっているのだろうか。

まずは空の旅。今年5月に国内線に乗った時は、運休便が多く空港は閑散としており、機内も"間引き"着席だった。ソーシャルディスタンスを守るため、搭乗制限や販売自粛もあったらしい。もし搭乗客の中から新型コロナ感染者が出た場合、前後左右の客は濃厚接触者となり、PCR検査や隔離措置を受けなければならない。連帯責任なので緊張感もあった。乗客は徹底管理され、指定座席から動くこともできない窮屈さだ。

感染が落ち着いた夏場になると満員の便も増えた。これには、航空各社が投入した乗り放題プラン、いわば"航空版サブスクリプション"効果があったようだ。私も愛用する中国東方航空は、6月に「随心飛」という商品を発売。年内は土日に限りエコノミークラス乗り放題で、価格はなんと3322元(約5万1000円)。発売即完売となった大ヒット商品だ。

鉄道など陸路はどうだろうか。高速鉄道は春先までは座席間隔を空けての乗車だったが、今はそんなの関係なく常に"密"だ。ただ、マスク着用は徹底されており、素顔を晒していると乗務員にこっぴどく怒られる。上海から杭州や蘇州へ向かう列車は売り切れのケースも多く、"コロナ前"の状態に近くなっている。

ホテルの客足も戻ってきた。予約サイトを見ても、以前の割引価格(半額ほどもザラだった!)から通常価格に徐々に調整されている。地方のホテルでは、旅行者や出張者に加え、自治体や企業による泊まりがけの研修客を見るようになった。企業活動や社会が動き始めているのを実感できる。

観光地ではツアー客の姿が目立つ。省を跨ぐ団体旅行が7月に解禁されたが、その中心はシニア層。先日訪れた陝西省の万里の長城跡では、お隣の山西省から来た"おじさん・おばさん軍団"が大声で話しながら写真を撮っていた。コロナ禍による自粛生活の鬱憤を晴らすような元気な姿に思わず圧倒される。

さて、ホテルや観光地で提示を求められるのが「健康コード」「行程コード」などのQRコード。スマホに残る移動履歴を用い、感染リスク地域への訪問の有無が色で示される。グリーンだったら問題なしだ。外国人の場合はこれに加え、PCR検査の陰性証明が必要な場合もある。山西省の片田舎にある鎮(小さな街)に入る際も、なぜかこの証明を求められた。ヨソ者、しかも外国人にはまだ厳しいのか。公安との面談タイムもあり、来訪目的や滞在時間、連絡先などをみっちり聞かれた。まぁ、仕方ない。

中国国内は感染リスクが下がり、自由に旅行ができるようになってきた。ただ、最後に苦言を一つ。観光地のトイレは昔に比べるとだいぶ改善されたが、地方部の市井の便所は「〇×※△%&(筆舌に尽くしがたい)」レベルのものがたくさんある。個室の区切りなどなく、足下を見たらなんと......いや、やめておこう。「トイレ革命いまだ成らず」などの口上はもういいから、ちょっとはキレイにしてもらいたいものだ。東方より来たる旅行者の切なる要望デス。

(東洋証券上海駐在員事務所 奥山 要一郎)

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