上値余地を探る展開か
2/22-2/26の米国株式市場は、堅調な経済環境を背景に比較的確りの展開が継続すると予想。
1月の米小売売上高は5.3%増と市場予想の1.1%を大きく上回り、*GDPNowの21年1Qの米GDP予想成長率は4.5%から9.5%に大きく引き上げられた。
加えて、トランプ前大統領への弾劾裁判は5日間でのスピード決着となり、バイデン政権の提案する追加経済対策への審議に集中できる環境が整いつつある。下院の採決は2/26に実施される見通しで、そこに向けて期待感が高まりそうだ。民主党が上院・下院共に抑えており、バイデン大統領の提案に近い形で採決されそうだ。
足もと発表中の20年4Qの決算は概ね好調。S&P500の構成銘柄500社中の372社(2/12)が決算発表を終え、うち82%が市場の利益予想を上回った。実績は利益予想を17.3%超過し、1994年からの長期平均3.6%を大きく上回った。好調な経済と業績等を背景に確りの展開を想定する。
(2/18記 投資調査部 藤本)