引き続き財政政策に注目か
10/12-10/16の米国株式市場は、追加経済対策の協議の進捗に一喜一憂する展開か。
トランプ大統領は追加経済対策の協議打ち切りを指示した後、一部の追加財政支出を催促するツイートをした。選挙を控えた政治的な駆け引きから迷走が続きそうだ。加えて、法人税増税等を掲げるバイデン氏やGAFAが支配的地位を濫用しているとした民主党が、行政府、立法府を掌握する事は株式市場にはリスク要因かと考えられる。大統領選挙の結果が接戦の場合は法廷闘争に突入し混乱が続く可能性がある。一方民主党圧勝の場合、迷走中の追加経済対策が大規模で通過しやすくなる利点があり、増税のタイミングとで綱引きとなりそうだ。
10/13以降金融機関を中心に決算発表予定。2Q程ではないが、3Qも依然として株式等を通じた企業の資金調達は活況と思われ、投資銀行部門には一定の期待はできそうだ。また、10/13にiPhone12が発表されると言われており、サプライヤーなど関連銘柄に動意がありそうだ。
(10/8記投資調査部 藤本)