金融緩和強化に向けた枠組み変更への言及に期待
8/24-8/28の米国株式市場は金融緩和強化に向けた政策の枠組み見直しへの言及があると思われ確りか。
カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウム(8/27-28)と共和党大会でトランプ現大統領の候補者指名受諾演説(8/27)を予定。株高は自身の功績と考えるトランプ大統領が株安を誘発する様な発言はしないだろう。リスクは限定的か。
一方、足元の株価上昇への金融政策の寄与は大きいと考えられ、カンザスシティ連銀主催の経済シンポジウムでは平均インフレ目標等金融緩和強化に繋がる様な政策への言及に期待したい。FOMCの議事要旨からフォワードガイダンスの見直しの方針と「長期目標と金融政策の戦略」の見直しの方針、金利目標・キャップへの否定的見解が明らかになっている。日銀が2%物価目標達成に失敗している現状を踏まえるとFRBの金利目標・キャップへの否定的評価は理解でき、影響は限定的だろう。一方、経済シンポジウムの議題がFRBの「長期目標と金融政策の戦略」を連想させるものとなっており、平均インフレ目標等に言及があるか注目したい。
(8/20記 投資調査部 藤本)