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今週の米国株式市場見通しFOMCが波乱要因か(6/12-6/16)

<NYダウ予想レンジ> 20,800~21,400ドル程度

FOMCが波乱要因か

6/12-6/16の米国株式市場は米連邦公開市場委員会(FOMC:6/13-14開催予定)結果を織り込む値動きか。会合後の声明や公表される経済見通しを吟味しながら、今後の利上げペースを占う展開となるだろう。

NYダウ予想レンジは20,800~21,400ドル程度。


来週開催予定のFOMCでは、追加利上げを断行する可能性が指摘されている。インフレ指標は芳しくない反面、5月雇用統計では良好な雇用環境が示されており、FRBが追加利上げに動くだろう。

FOMC後の声明が発表される6/14には、5月の消費者物価指数や同小売売上高なども発表予定だ。これら経済統計が今後の利上げペースを占う判断材料となる可能性もあるため、その結果にも市場の関心が向かうだろう。

長期金利推移から見る米国株投資環境

米10年国債利回り(週足)

直近の米10年国債利回り推移を見ると、利回りは低下(債券価格上昇)傾向にあることがわかる。FOMC後の利上げペースは緩慢で、しばらく利上げは様子見となるのではないかという見方も指摘されている。

しかし、これは米国経済や企業業績、株式市場にとって好材料と捉えられよう。

FRBは15年12月から17年3月までに計3度の利上げを実施。しかしFF金利の誘導目標は0.75-1.00%と、依然として低い水準と思われる。

FRBが今後数回利上げを行っても、しばらくは低金利が続くとの見方が長期金利を抑えている面もあるだろう。

これは企業の資金調達や個人の借り入れにとっては好材料といえそうで、企業業績拡大と個人消費の回復を後押しするものとみられる。米国株式市場においても好材料と考えるべきところか。

一方、先進国を中心に超低金利やマイナス金利が続いている。海外投資家から見ると、米10年国債の利回りは依然として魅力的に映るだろう。

米国市場は株式・債券双方で海外からの資金流入が期待できるため、株高と債券高の共存が続くと思われる。

順張りでハイテク、逆張りは金融か

前述したとおり、来週はFOMCが米国株式市場の波乱材料となろうが、その影響は限定的と見ている。

NYダウやS&P500種等の米主要株価指数は一時的に振れる場面も想定される反面、個別ではインターネット等に代表されるハイテク株の上値追いが続くと考えられる。

一方「逆張り」面では、足元で株価調整が続いている金融株の動向に注目したい。

トレーディング収入低迷が懸念され、金融株の軟調相場が続いている。16年6月の「ブレグジット」による相場変動が好業績をもたらしたため、その反動が前年同比で出てくる可能性もある。しかし、予め業績への期待値が低くなっていることから、今度の決算発表で悪材料出尽くしとなる可能性も考えられる。

(6/8記 マーケット支援部 檜和田)

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