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今週の米国株式市場見通しイベント通過後上昇か(3/13-3/17)

<NYダウ予想レンジ> 20,800~21,400ドル程度

イベント通過後上昇か

3/13-3/17の米国株式市場は、3/15に集中する米国内外の重要イベント通過でアク抜け感が意識されよう。週初は見送り気分が強まりそうで、瞬間的な波乱も予想されるが、その後は上昇相場が期待される。NYダウの予想レンジは20,800~21,400ドル程度。

3/12からサマータイムに移行するため、3/13以降は立会時間に注意が必要。

上昇相場入りのサインは?

重要イベントとNYダウ(週足)の関係

3/15は米欧で経済や政治に絡んだ重要イベントが重なる。3/14-15は米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される予定。3/15は米連邦政府債務の上限(国債発行枠)の引き上げ適用期間最終日となり、その後は政府機関の機能が停止するなど、いわゆる「財政の崖」問題が浮上する。そして予算教書の発表も週央頃とされている。

翻って、欧州では3/15にオランダで総選挙が実施される予定だ。これらのイベントが相場波乱を招くとして、見送り気分の強まりが予想される。もっとも16年の「ブレグジット(英国の国民投票で同国のEU離脱決定)」や米大統領選、17年の米大統領就任式など、重要イベント結果を織り込む格好で一時的な株価調整はあったものの、そこが上昇相場入りのスタート地点に。今回も同様の値動きに期待したい。

FRBの追加利上げを予想

ADP社が3/8に発表した2月全米雇用リポートで、政府部門を除いた非農業部門雇用者数は前月比29.8万人増加。市場予想を上回り、14年4月以来の高い伸びとなった。

3/10発表予定の2月雇用統計で、仮に雇用者数の伸びが芳しくないとしても、FRBは来週のFOMCで追加利上げを行うと予想。

次回FOMCは5月だが、4-5月は仏大統領選挙が重なる。その状況次第では利上げのタイミングを逸する可能性があるため、FRBとしては是が非でも今回のFOMCで利上げを実施したいと思われる。

米債券市場では3/8に10年国債利回りが16年末の水準まで上昇(債券価格下落)。金先物相場も3/8現在7営業日続落中。各市場は米利上げを織り込みつつあるようだ。

債券の長期トレンドに変化の兆しも

米10年国債利回り推移(年足)

過去の米10年国債利回り推移を見ると、大局で金利の上昇期間が35年(46年⇒81年)、それ以降16年まで、金利の低下が35年続いていることがわかる。トランプ新政権発足で、政策次第では債券利回りの長期トレンドに変化の兆しも現れるだろう。株式市場へ投資資金が流れる可能性も指摘できよう。セクター別では金融や軍事、インターネット関連に注目している。





(3/9 記 マーケット支援部 檜和田)

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