<日経平均予想レンジ> 20,800~22,500円程度
・バリュエーションからは売られ過ぎと思われ、押し目は買いで臨みたい
・2017年10-12月期のGDP成長率は実質ベースで前期比年率+0.9%の予想
・バリュエーションからは売られ過ぎと思われ、押し目は買いで臨みたい
・2017年10-12月期のGDP成長率は実質ベースで前期比年率+0.9%の予想
売られ過ぎと考える
2/13-2/16の日本株式市場は、日々発表される決算の内容、そして外部環境(米株式市場、米債券市場、為替相場等の動向)を織り込みながら、個別好業績銘柄を選別物色する展開になりそうだ。
米株式市場の急落を受けて日経平均も一時大幅な下落となった。日経平均の予想PER(QUICK予想)は13.50倍(2/8)まで低下。その一方で、日経平均予想EPS(注)は日本企業の好業績を背景に1,621円(2/8)まで上昇。QUICKによれば過去データとして遡及できる1995年7月以降で過去最高水準にあるという。バリュエーションからは売られ過ぎと思われ、押し目は買いで臨みたい。
日経平均ボラティリティー・インデックス(オプション価格をもとに算出し、相場の予想変動率を示す指数)は2/6に一時ザラ場で35.34ptまで上昇。いったん高まったボラティリティが落ち着くには時間がかかると思われ、目先日経平均は値幅を伴い上下する可能性も残っていよう。しばらくの間はタイミングを見ながらの売買が必要になりそうだ。
10-12月期GDPは0.9%成長の予想
2/14に内閣府から2017年10-12月期のGDP成長率(1次速報値)が発表される予定。QUICKが集計した予測中央値(2/8時点)は実質GDPベースで前期比年率+0.9%と8四半期連続でプラス成長となる見込み。
好調な世界経済を背景に輸出が増勢を保ち、好業績や五輪需要を背景に堅調な設備投資がけん引すると考える。
(2/8記 マーケット支援部 大塚)