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今週の株式市場見通し為替次第で上振れも(3/13-3/17)

<日経平均予想レンジ> 19,200~19,900円程度

為替次第で上振れも

3/13-3/17の日本株式市場で日経平均は、為替の動向次第では一時的な上振れも。予想レンジは19,200~19,900円程度を想定する。


米利上げ確度が高まっており、FOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、円安方向へ為替が動いた場合、輸出企業の業績拡大への思惑につながるだろう。指数の押し上げ効果が期待される。

一方、決算期末を控え機関投資家の動きも鈍りそうで、戻り待ちの売りにも注意したい。もっとも、JASDAQや東証マザーズといった新興市場株式は堅調推移となっており、投資家の日本株に対する物色意欲に変化はないと考える。

年度替りを見越した投資戦略が必要か。


国内では日銀の金融政策決定会合が3/15-16に開催される予定だが、現在の状況では金融政策に変更はないと見られ、特段材料にはならないだろう。一方、米国ではFOMCが3/14-15(現地)に開催予定であり、週央にかけて様子見気分が強まりそう。もっとも、今回会合での利上げの可能性に関しては相当程度織り込まれたと思われ、実際に利上げされたとしてもサプライズにはならないだろう。

押し目があるようなら来期も好業績が期待される銘柄、自社株買いや増配など株主への利益還元策を積極的に実施する企業を対象に買いで臨みたい。

IPOラッシュで新興市場に注目か

3月末にかけてIPO(新規上場)ラッシュとなる見通し。IPOスケジュールを見ると3/15から3月末にかけて20社が新規上場の予定(3/9時点、東洋証券調べ)となっている。東証マザーズやJASDAQに上場する予定の企業が多く、新興株式市場に対する投資家の関心が高まりそうだ。

GPIF、10-12月期の運用は良好な結果に

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は3/3、2016年度第3四半期(10-12月)の運用状況を発表した。

2016年度第3四半期の収益額は10兆4973億円のプラス、期間収益率は7.98%となった。2四半期連続のプラスで、四半期の収益額としては過去最高だったもよう。

トランプ米大統領の経済政策への期待を背景にした株価上昇や円安による外貨建て資産の価格上昇などが追い風になったと思われる。なお、2001年度からの累積収益額は53兆617億円となっている。

2016年度第3四半期末時点の運用資産額は144兆8038億円に。注目された国内株式の比率(年金積立金全体の構成割合)は、2016年12月末時点で23.76%となり、2016年9月末の21.59%から2.17pt上昇した。国内株式の基本ポートフォリオの資産構成割合は25%(±9%)であることから、日本株を買い増す余地はまだ若干ありそう。

その一方で、国内債券の構成割合は2016年12月末時点で33.26%となり、2016年9月末の36.15%から2.89pt低下した。

今回の特集は「配当取り」

3月決算期末に向け、期末配当が意識される時期となった。債券市場を見ると日銀のイールドカーブコントロール(長短金利操作)の影響で、低金利の環境が継続している。債券と株式の商品性の違いや官民の発行体としての性質の違いを考慮にいれる必要はあるが、TOPIXの予想配当利回りは、依然として魅力的な水準にあるといえよう。


(3/9記 マーケット支援部 大塚)

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