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今週の特集記事自動車からみる未来学 ~水素社会の実現なるか~

「水素基本戦略」。焦点は自動車に

2017年末に、世界に先駆け水素社会を実現するための「水素基本戦略」が閣議決定された。

同戦略のシナリオを概観すると、自動車分野の比重が高いようだ。2030年度には、現状比で水素ステーションを9倍、FC(燃料電池)V(自動車)を400倍、FCバスを600倍まで引き上げる目標が掲げられている他、ガス火力発電の代替や、FC技術を活用し小型船舶や家庭での水素利用も視野に入れているようだ。

環境意識の高まりが自動車産業に変化をもたらすなか、水素活用の現状や如何に。

足もとの普及度合いはどの程度か

結論から言えば、普及は遅れている。FCVの普及台数は、2020年の政府目標である4万台に対し2000台と、5%の進捗率に留まる。

FCVは走行距離が700-800kmとEV(電気自動車)の300-400kmと比べ長い、燃料の補給時間も3-5分程度とEVの数十分(急速充電時)よりも短いといった利点はある。ただ一方で、水素ステーション建設費は1カ所あたり4億-5億円と、330万-1650万円とされる急速充電器の初期費用と比べ割高。このインフラコストの高さが普及の壁として指摘されている。つまり、水素インフラの普及の遅れがFCV普及の遅れにつながっていると言えよう。

アンモニアから水素を。普及に向け動き出す

水素社会実現への期待は大きいか

3/5に、トヨタやJXTGら11社が共同で、水素ステーションを整備する新会社「日本水素ステーションネットワーク合同会社(JHyM)」の設立を発表した。2021年度までに80カ所の水素ステーションを新設しFCVの普及を促すとのこと。政府も普及に向け、安価な水素圧縮用機械の利用促進や、全国3万1000カ所とされるガソリンスタンドを活用し、スタンドに水素ステーションを併設しやすくするといった規制緩和等を検討中のようだ。

また、水素製造技術の研究の進展にも注目すべきだろう。従来、水素を常圧・常温で貯蓄・運搬するのは困難とされていたが、岐阜大学と澤藤電機は共同で、アンモニアを原料とした水素の製造技術及び製造装置を開発。世界初となる常温・常圧・無触媒での製造に成功、99.999%の高純度を達成した。液化アンモニアは貯蓄・運搬しやすく、燃料電池の燃料としての普及が容易なほか、低コストで環境に優しい点が指摘されており、FCVや水素ステーションへの応用が見込まれている。

トラックやバスといった長距離で運用する業務用車両でFCVが普及するとの指摘はあるが、アンモニア由来水素が実用化されれば、広く一般にFCVが普及するきっかけになると考えられる。

産業の羅針盤と言われる自動車産業だが、水素社会の実現に向けた旗振り役としても、その未来に期待したい。

主な関連銘柄(銘柄略称)としては...

主な関連銘柄としては、*(1)昭電工(4004)、出光興産(5019)、JXTG(5020)、*(2)沢藤電(6901)、トヨタ(7203)、ホンダ(7267)などが挙げられよう。


*(1)昭電工はファイナンス銘柄、*(2)沢藤電は、貸株注意喚起銘柄


(マーケット支援部 山本)

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