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今週の特集記事医療現場にもICTの波

日本の保健医療が抱える課題

日本の国民医療費の推移(兆円)

日本は世界に誇るべき保険医療水準を達成したが、人口減少等による経済成長の鈍化や世界で例のないスピードでの高齢化が進み、医療費の一層の増加が見込まれる。また日本の生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口)は1990年代をピークに減少の一途を辿っており、今後医療保険を支える若い世代への負担増等も懸念されている。

こうした背景からICT(情報通信技術)の技術革新を徹底的に取り入れ、限られた社会資源を効果的・効率的に活用し保健医療サービスの質を最大化することが求められている。

ICTが保健医療システムの変革の鍵に

政府主導の下、ICTを活用した「次世代型保健医療システム」の構築が期待されている。

主な取組みとして、①最新のエビデンスや診療データを、人工知能(AI)を用いてビッグデータ分析し、現場の最適な診療を支援、②患者・国民を中心に保健医療情報をどこでも活用できるオープンな情報基盤(PeOPLe(仮称))の構築、③「PeOPLe」(仮称)や目的別データベースから産官学の多様なニーズに応じて保健医療データを目的別に収集・加工(匿名化等)・提供等が挙げられる。2020年には同システムのインフラの段階運用を目指す方針。


ICTを活用した「次世代型保険医療システム」 (全体イメージ)

米半導体大手がAI診断分野に参入

米画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア(NVDA)が、日本で医療機器向け事業に乗り出すという。病院で使うコンピューター断層撮影装置(CT)等に自社の半導体を組み込み、AIでがんの可能性が高い部分を探し出し、医師の診断を支援する。報道によると、国内のCTやレントゲン機器などを手掛ける医療機器メーカーに提案を始めており、「AI診断」の普及に弾みがつきそうだ。

主な関連銘柄(銘柄略称)としては...

主な関連銘柄としては、FRONTEO(2158)、エムスリー(2413)、富士フイルム(4901)、安川電(6506)、NEC(6701)、オリンパス(7733)、サイバダイン(7779)、アルファベットA(GOOGL)、エヌビディア(NVDA)などが挙げられよう。


(マーケット支援部 浜田)

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