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今週の特集記事生命の設計図すら操る新技術、ゲノム編集

ゲノム編集とは

ゲノム編集による遺伝子の書き換え

ヒトゲノムの完全解読を終えた今、生命の設計図DNAを思い通りに書き換える技術「ゲノム編集」が注目されている。ゲノム編集技術とは、標的遺伝子配列に結合する「目印」と、その部分を切断する「ハサミ」から構成。これにより、狙った遺伝子を破壊(ノックアウト)、別の塩基配列への置き換え(ノックイン)をすることが可能となる。従来までの遺伝子組換え技術と比較して圧倒的に効率的な遺伝子改変を可能とすることが期待されている。

ゲノム編集するツール

ゲノム編集技術は第3世代まで開発されている。1996年にZFN(第1世代)、2010年にTALEN(第2世代)が開発されたが、高コストや作成に高度な技術が必要であるなどの難点がある。2013年に開発されたCRISPR/Cas9(第3世代)は、TALENやZFNと比較してコストが低く、扱いやすいという利点がある。


「ゲノム編集の技術の概要」「CRISPR/Cas9の原理図」

ゲノム編集の利点と課題

主な成果など

ゲノム編集は医療分野と農林水産分野等での応用が期待されている。医療分野では、遺伝子性疾患の治療、農林水産分野では、より人類にとって好ましい特徴を持った動植物を生み出すこと等が期待されている。主な成果は右の通り。

一方、課題は倫理的規制とオフターゲット変異等だ。受精卵のゲノムを改変することは、次世代に影響を残す改変を現世代で行うことであり、これが倫理的に認められるかという課題が残る。オフターゲットとは、標的遺伝子以外に遺伝子変異が導入されることだ。標的遺伝子のみを正確に認識できるかは重要な課題だ。

主な銘柄(銘柄略称)としては...

トランス(2342)、コスモ・バイオ(3386)、タカラバイオ(4974)、アルファベット A(GOOGL)、IBM(IBM)、マイクロソフト(MSFT)、等が挙げられよう。


(マーケット支援部 藤本)

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