今週の特集記事新興市場株への関心が高まるか ~2月下旬から12年の新規上場(IPO)がスタート~
新興市場株、見直し買い進む
投資家のリスク許容度の改善に伴い、新興株式市場への見直し買いが進んでいる。日経ジャスダック平均の年初来のパフォーマンス(騰落率、2/15現在)は日経平均よりも若干悪いが、外部環境に左右されにくく、好業績銘柄が多い市場として投資家の関心は高い。2010年1/4終値を100として指数化したところ、日経平均は約13%下落する一方、日経ジャスダック平均は約7%上昇している。
個人、3カ月ぶりに買い越しに
欧州債務問題や新興国景気の変調を受け、11年11、12月に個人の売り越し額は拡大したが、足もとでは回復の兆しが出てきた。大証が毎月発表しているジャスダック市場の投資部門別売買動向によると、12年1月の個人の買い越し額は7億円強となり、小幅ではあるがプラスに転じた。ジャスダック市場の売買に占めるシェアは個人が6割弱、海外投資家が2割弱を占め、個人の影響力が圧倒的に強い。個人の買い基調が継続すれば、更なる上昇も視野に入ると考えられる。
IPO銘柄に注目集まる
新興市場が活況となれば、新規上場銘柄への関心も必然的に集まってこよう。
06年のライブドアショック以降、新興市場への投資意欲が減退、追い打ちをかけるようにリーマンショックやギリシャショックなどの問題が顕在化し厳しい局面を迎えた。IPO市場も一時期は厳しい局面を迎えたが、足もとでは回復傾向にある。09年をボトムに緩やかながらも件数は増加しており、12年も前年比で増加が見込まれる。2月下旬以降、本格化するIPO市場への関心も次第に高まってくるのではないか。
(投資情報部 土田)
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