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本日の市況見通し買い先行するも上値の重い展開か

10日の香港市場でハンセン指数の終値は2.28ポイント高の26683.68ptだった。中国の低調な物価指標を受けて上海株が下落すると香港株も方向感に乏しい展開となった。

中国本土から香港株に投資する「港股通」(サウスバウンド・トレーディング)は、成約ベースで1億7600万HKドルの売り越しだった。

10日の米国株式市場でダウ平均は5日続伸。0.3%高の26909ドル43セントと7/30以来ほぼ1カ月半ぶりの高値で終えた。ファーウェイが米政府に対する訴訟を一部取り下げ、ファーウェイへの制裁緩和などを条件に中国政府が米国の農産物を購入する方針との報道を受け、米中対立への警戒感が和らいだようだ。

本日の香港市場は、中国株への外国人向け投資限度枠撤廃を好感する買いが優勢となろう。一方で、週末に予定されている抗議デモへの警戒はくすぶっており、上値は限られよう。

  

(マーケット支援部 飯田)

しっかりの展開か

10日の中国市場で上海総合指数は7営業日ぶりに小反落し、終値は0.11%安の3021.2024ptだった。深セン成分指数も0.37%安の9964.93ptと7営業日ぶりに反落した。朝方発表された中国8月のPPIが3年ぶりの低水準となり、景気減速に対する懸念が重荷になったようだ。半面、景気対策への期待は根強く下値は限られた。

香港から中国本土株に投資する「滬股通(上海コネクト・ノースバウンド)」と「深股通(深センコネクト・ノースバウンド)」は、合わせて成約ベースで23億7800万元の買い越し。

個別では、内蒙古伊利実業(600887)、江蘇恒瑞医薬(600276)、美的集団(000333)、珠海格力電器(000651)などが買い越し、貴州茅台酒(600519)、宜賓五糧液(000858)などが売り越しとなった。

中国国家外貨管理局は10日夕、外国人投資家に中国の株式や債券の売買を認める適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格外国機関投資家(RQFII)の両制度の投資枠制限を撤廃すると発表した。

海外投資家による中国の金融市場への投資拡大につながりそうだ。

本日の中国市場は、外国人向け投資限度枠撤廃を好感する買いが先行する展開か。低調な物価指標については、景気刺激策への期待感をさらに高めよう。上海総合指数の3000pt、深セン成分指数の10000ptを意識した動きとなりそうだ。

 

(マーケット支援部 飯田

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