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本日の市況見通し落ち着きどころを探る動きに

香港市場は利益確定売り先行後、落ち着きどころを探る動きを想定。

4日の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに急反発。終値は前日比995.38pt(3.89%)高の26523.23ptと、前営業日と比べた上昇幅と上昇率がいずれも2018年11月2日以来、約10カ月ぶりの大きさとなった。「逃亡犯条例」改正案を香港政府トップが正式に撤回するとの報道が午後にあり、混乱が収束に向かうとの期待が投資家心理を大きく改善させ、ハンセン指数は報道後に上げ幅が急拡大。香港メーンボードの売買代金は1163億香港ドルと8月6日以来の高水準となった。

米株式市場ではダウ工業株30種平均が反発。香港の6月から続く大規模デモが収束に向かうとの期待が広がったほか、英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」が避けられるとの観測も投資家心理の改善につながった。

改正案の完全撤回はデモ参加者が求める「五大要求」の1つで混乱が沈静化するかは予断を許さないこと、また英国についてはジョンソン首相が引き続き10月の合意なき離脱を求める意向を示していることから、市場を取り巻く不透明感が完全に拭えたわけではないものの、両者とも混乱回避に向け一歩前進した状況と言えよう。ハンセン指数は昨日の大幅上昇の反動もあり、利益確定売り先行の動きも想定されるが、徐々に落ち着きどころを探る動きとなりそうだ。

  

(マーケット支援部 井上)

こじっかりの展開を想定

中国市場はこじっかりの展開か。

4日の中国市場で、上海総合指数は3日続伸し、終値は前日比0.93%高の2957.41pt。深セン成分指数も0.69%高の9700.32ptと3日続伸となった。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6058億2900万元だった。香港市場が、香港の政情混乱の原因となった「逃亡犯条例」改正案が完全撤回されるとの観測をもとに大幅高となったことを好感し、午後に上げ幅を拡大した。

香港との株式相互取引を通じた海外投資家の本土株投資(上海・深センの合計)は成約ベースで49億7400万元の買い越し。個別では、珠海格力電器(00651)が買い越しとなった一方で、五糧液(000858)、美的集団(000333)などが売り越しとなった。

中国メディアの財新と英IHSマークイットが昨日発表した8月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.1と、前月から0.5pt上昇した。4カ月ぶりに前月を上回り、5月(52.7)以来3カ月ぶりの高水準となった。中国政府の景気下支え策への期待もあり、投資家心理は比較的良好な状況と思われる。落ち着いた相場展開が続きそうだ。

 

(マーケット支援部 井上

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