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本日の市況見通し上値の重い展開か

30日の香港株式市場でハンセン指数は小幅に続伸。終値は前日比0.08%高の25724.73ptだった。寄り付きで心理的節目の26000ptを回復し、中盤までは高く推移したものの、中国市場が下げに転じたこともあって買いの勢いが次第に失速。終盤は前日終値を挟んで一進一退の展開となった。

米トランプ政権は1日から中国への制裁関税の「第4弾」を発動し、中国も同日、即座に報復関税を発表した。これを受け2日朝方のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の時間外取引では、米株価指数先物が下落。米中の貿易摩擦が激化するなか、投資家のリスク許容度の低下が伝わっている。

また、香港政府が30日に発表した7月の小売売上高(速報値)は344億香港ドルと、前年同月比11.4%減少。6カ月連続で前年割れし、減少率は6月の6.7%から拡大した。6月から続いている大規模デモによる香港経済へ影響が浮き彫りになった格好で、消費の落ち込みが深刻化しているようだ。デモについては週末以降その過激化も伝わっている。

本日の香港市場は上値の重い展開を想定する。

  

(マーケット支援部 井上)

財新製造業PMIを受けての展開か

30日の中国市場で上海総合指数の終値は前日比0.16%安の2886.23pt、深セン成分指数も0.35%安の9365.68ptと3日続落した。前日にトランプ米大統領や中国商務省の報道官が通商交渉の継続に前向きな発言をしたことで午前は買いが先行したが、9月1日に米国の対中制裁関税「第4弾」の発動を控えて次第に持ち高調整の売りに押された。

香港との株式相互取引を通じた海外投資家の本土株投資(上海・深センの合計)は約70億元の買い越し。個別では、宜賓五糧液(00858)、美的集団(000333)、珠海格力電器(00651)、貴州茅台酒(600519)、江蘇恒瑞医薬(600276)などが買い越しとなった。

中国国家統計局と中国物流採購聯合会が31日発表した19年8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.5となり、市場予想の49.7を下回った。前月から0.2pt低下し、4カ月続けて50を割り込んだ。一方で、同非製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.8となり、前月から0.1pt上昇した。本日は、日本時間10:45に同財新製造業PMIの発表が予定されている。市場予想は49.8と前月(49.9)からの低下が見込まれている。

 

(マーケット支援部 井上

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