12日の香港市場でハンセン指数は続落し、終値は前営業日比0.44%安の25824.72ptだった。 中国本土市場で上海総合指数などが大きく上昇したことが相場を支えたが、香港のデモ活動が警戒されるなかで上値は限られたようだ。
トランプ米大統領は中国との貿易交渉について、9月にワシントンで予定している閣僚級協議の開催を見送る可能性を示唆したと伝わっており、ファーウェイ問題を含む今後の交渉状況を気にした展開が続きそうだ。また、香港域内のデモへの警戒感も相場の重荷となろう。
(マーケット支援部 飯田)
内需関連銘柄物色の展開か
12日の中国市場で、上海総合指数の終値は前営業日比1.45%高の2814.99ptだった。深セン成分指数も2.08%高の8978.52ptだった。前週末の全面安後とあって、貿易摩擦の影響を受けにくい内需株を中心に買い戻しが先行したようだ。
中国証券監督管理委員会が信用取引の最低担保規制を緩和し、対象銘柄を拡大したことも好感されると思われ、本日も内需関連銘柄中心の物色が横に広がりそうな展開が予想される。
(マーケット支援部 飯田)