香港市場は中国の経済指標を見極めながらの展開か。昨日の香港市場でハンセン指数は約2週間ぶりの高値水準を回復した。2月の米雇用統計が市場予想を上回ったことが、米金融政策への不透明感の後退として捉えられた面もあったようだ。週明け13日の米国市場で10年債利回りは約2年半ぶりの高水準をつけており、本日はその織り込み度合いが試されそうだ。本日は中国の17年1-2月期小売売上高など主要経済指標が発表される予定。市場では小売売上高(17年1-2月)は前年比10.6%増(16年12月実績は同10.4%増)、鉱工業生産(17年1-2月)は同6.2%増(同6.0%増)、固定資産投資(17年1-2月)は同8.3%増(16年1-12月実績は同8.1%)が見込まれている。市場予想通り前回の伸び率を上回る結果となれば、中国景気の底堅さを好感する動きとなりそうだ。
(マーケット支援部 井上)
神経質な展開か
中国市場は神経質な展開か。香港市場同様、主要経済指標の内容を見極めながらの展開となりそうだ。
(マーケット支援部 井上)