26日の香港市場でハンセン指数は24,400pt前後を下値として意識した動きか。昨晩の欧米株安が見送り気分を誘いそうで軟調スタートが予想される。ただ、同水準には25日線(24,388pt:3/25)や13週線(24,395pt:同)、50日線(24,439pt:同)、日足一目均衡表の雲上(24,478pt:3/26)などチャート上の節目が混在しており、支持水準として意識されそうだ。本日海南島で開幕する「ボアオ・アジア・フォーラム」で「一帯一路」構想の具体的展望が示される公算が大きく、関連銘柄の動向に注目したい。原油や金先物相場の堅調推移は石油資源や産金株の後押し材料。本日は周生生(00116)、中国国際航空(00753)、中国石油天然気(00857)、海信科龍電器(00921)、華晨中国汽車(01114)、海爾電器集団(01169)、中国工商銀行(01398)、上海医薬集団(02607)、交通銀行(03328)などが決算発表予定。
26日の中国市場で上海総合指数は3,600pt台で横ばいか。売買高も増加傾向にあり、需給面での不安は乏しいと推測されるが、手掛かり材料に欠け積極的には仕掛けにくいところ。業種別では電力株の軟調推移を予想。23日に電力価格制度改革に関するガイドラインが公布され、価格自由化に伴う利益率低下懸念が悪材料となりそうだ。米国でのコンテンツ配信サービスを展開すると発表した鵬博士電信伝媒集団(600804)の騰勢を予想。
(檜和田)
中興通訊が2割無償を発表
中興通訊(00763)の値動きに注目したい。同社は25日引け後、10株につき2株の無償増資計画を発表した。
(奥山)