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今月の特集記事【特集1】 内需拡大策が後押し、世界最大のEC市場 ~「双十一」セールで注目される中国ネット通販~


今や中国の11月の恒例行事とまで言えそうなネット通販セール。11月11日は「双十一」と称され、ネット通販のプラットフォーム企業だけでなく、出店企業から宅配業者までを巻き込み、販売合戦が繰り広げられる。世界最大のネット通販市場となった中国。この市場をデータから読み解き、その規模とキープレーヤーを探る。

2.8兆円が動く「双十一」

天猫の「双十一」の取引額

「双十一」ネット通販セールの主役は何といってもアリババ系のB2Cサイト「天猫(Tモール)」だ。街中や駅の看板でも「天猫」という文字が目立つ。セール当日の11月11日の取引額は年々右肩上がり。2016年に1000億元を突破して1207億元を記録すると、17年はそれを約39%上回る1682億元まで増加した。日本円換算で約2兆8000億円となるが、これは楽天の年間流通総額(約3兆4000億円)に迫る規模。1営業日だけで楽天の年間取引額の8割強だ。

中国のネット小売市場(実物商品+サービス)はまだまだ拡大中だ。17年は前年比約39%増の7兆1800億元(約118兆円)市場。小売全体に占める比率は19.6%まで上昇した。大ざっぱに言えば、小売全体の約2割はネット経由ということになる。旅行(航空券やホテル予約など)、娯楽(映画チケット購入など)、交通(ハイヤー予約など)、外食(スマホでの出前予約など)と、サービス分野の伸長が高いのが昨今の特徴だ。

世界と比べると、中国のEC市場規模は米国の約2.5倍、日本の11倍超だ。中国の人口が米国の4倍超、ネット普及率は53.2%(米国は87.9%)ということを考えると、さらに拡大していくと見られる。


「中国のネット小売額と 全体に占める比率」「ECマクロ環境(2017年)」

「天猫」が圧倒的シェア

中国B2C 市場シェア (2017年)

中国のネット通販市場は、かつては個人間取引が主のC2C市場が人気だった。しかし、ニセモノへの懸念や商品の質を求める消費者の声の高まりと共に、企業が直接消費者とつながるB2C市場が拡大してきた。ネット通販市場に占めるB2C市場シェアは12年の36.1%から17年には58.4%まで上昇した。

そのB2C市場(17年)で圧倒的シェアの57%を誇るのは天猫だ。同じアリババ系のC2Cサイト「淘宝網(タオバオワン)」と並び、ネット通販の代名詞的存在となっている。シェア2位はテンセント(00700)も出資する「京東」、3位は蘇寧易購集団(002024)系の「蘇寧易購」だ。それ以下はシェア3%以下にとどまっている。

宅配市場は日本の10倍規模

中国の宅配便市場

ネット通販市場の増大に伴い宅配便市場も右肩上がりだ。17年の取扱数は約400億件に達し、日本の約10倍の規模。大手の順豊控股(002352)はこの流れに乗ってビジネスを拡大中だ。自社の航空貨物機を保有するのみならず、自前の物流ハブ空港も建設中。一部でドローン配送にも進出している。

アリババや京東は自前の配送会社を有する。スマホ上の地図で配送状況が確認できるなど顧客サービスも向上中。大型マンションやオフィスビルには宅配ボックスも増えており、受け取り側の利便性も上がっている。

「双十一」をきっかけに再注目されそうな中国ネット通販業界。長期的な内需拡大のキーワードでもあり、周辺産業と合わせてさらなる市場拡大や企業の業績成長に期待したい。


関連銘柄(17年の天猫「双十一」セールにおける売り上げ上位企業。順不同)


(上海駐在員事務所 奥山)

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