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今月の特集記事【特集】ミニ刺激策継続と上海・香港相互取引がポイント ~2014年下半期の展望と投資戦略~

 

「中国株は年末にかけて上昇しやすい」というパターンは今年も当てはまるだろうか。ハンセン指数のチャートを見ると、2011年以降の罫線形状が先行き強気の三角保ち合いを形成中と考えられる。今年下半期のポイントとしては、中国政府の適切な金融緩和や産業政策、それに伴う経済指標の改善などが挙げられるが、これらが確認されれば保ち合い上抜けの可能性もあるだろう。投資スタンスは強気で臨みたい。

三角保ち合いの上抜けなるか

ハンセン指数は2011年以降、07年高値から08年安値の2/3戻し水準である24000pt台で上値が抑えられている(下のチャート参照)。ただ、下値は徐々に切り上がっており、「アセンディング・トライアングル」と呼ばれる先行き強気の三角保ち合いを形成中と見られる。年末高の経験則を考慮すれば、上辺のトレンドライン上抜けの可能性も高い。すなわち、24000ptを上抜け、前述2/3戻し水準の24763pt、10年11月8日高値の24964ptを目指す値動きが期待される。

 

ハンセン指数(月足)

 

また、政策動向や中国経済の持ち直しによる相場押し上げ効果にも期待したい。中国政府は14年に入り、金融緩和やインフラ投資などの景気刺激策を細かく出している。これらは膨大な投資や目標を掲げるのではなく、規模が限定的でターゲットを絞った点が特徴で、市場では「ミニ刺激策」と呼ばれている。金融緩和では、中国人民銀行(中央銀行)が4月と6月に、農村地域の一部金融機関や農村セクター向け融資比率が高い銀行などを対象に預金準備率の引き下げを実施。また、4月2日に開催された国務院常務会議では、小型企業の企業所得税の減免範囲と期間を拡大することが決定した。インフラ投資面では、鉄道建設投資の増額や水利プロジェクトの加速が決まった。

政策効果は経済指標などに反映されようが、一番自信を持っているのは経済の舵取り役を担う李克強首相のようだ。李首相は6月18日、訪問先の英国・ロンドンでの講演で「今年の経済成長率は7.5%前後を実現できる」と発言。長期的な中~高度成長も成し遂げられるとした。この点においては、7月16日発表の中国の14年4~6月期GDP成長率に注目したい。1~3月期は前年同期比7.4%増だったが、4~6月期が同7.5%超になれば市場ではポジティブ材料として捉えられよう。

もう一点。李首相は同講演で「強い刺激(策)は行わない」と強調した。ならば、ミニ刺激策は継続するのではないか――。我々は、各種統計が上向くまで、中国政府はあらゆる種類のミニ刺激策を出していくと考えている。高速鉄道、原発、4Gネットワーク、環境保護関連事業の支援策などの可能性が高いだろう。

 

2014年4月以降の主な「ミニ刺激策」

(投資調査部 奥山)

下半期相場 私はこう見る 強含みの相場展開に

米国と中国市場の影響を強く受ける香港市場は14年下期に強含みの相場展開となる可能性が高い。景気回復を背景に高値更新が続く米国市場など外部環境の改善のほか、A株市場の好転見通しも支援材料だ。景気減速やIPO再開による需給悪化懸念などから上海総合指数は年初から軟調な展開も、IPO再開一巡後の下期には持ち直すと見られる。

中国経済の減速懸念が後退すれば、H株を中心に買い安心感が広がる可能性も高いと見る。政府は景気の下支えとして鉄道建設投資の増額や一部銀行に対する預金準備率の引き下げなど一連の「ミニ刺激策」を発表。下期にはこれらの政策の浸透により景気の持ち直しが期待される。李克強首相が今年の7.5%成長の実現及びハードランディング回避へ強い自信を示したことも市場心理の改善に繋がると考えられる。

業種別には内需や環境関連を重視したい。特にガスや水処理などの環境関連は長期テーマとして注目。10月頃にスタート予定の「滬港通」(上海と香港の株式取引相互乗り入れ)関連銘柄としては、AH重複上場銘柄でH株株価が相対的に割安な銘柄や、中国市場に類似業種及び企業がないカジノ関連株や、テンセント(00700)を代表とするハイテク株などが挙げられる。

(上海駐在員事務所 黄)

下半期相場 私はこう見る 「滬港通」銘柄に注目

世界主要国の金融緩和策継続によるグローバル資金の流入、米国経済の回復基調や中国政府による「ミニ刺激策」の実施などで、下半期の外部環境は総じて良好と言えよう。中国人の環境意識の向上や中国政府による環境規制の強化及び支援策の施行などで、環境関連銘柄には引き続き注目が集まろう。また、景気減速の「痛み」を和らげるため、政府はミニ刺激策を継続すると見られる。

「滬港通」は今年10月頃にスタートする予定。中国本土マネーの香港市場への流入が期待される。滬港通の恩恵を受けそうな銘柄としては以下のものが考えられる。

①香港証券取引所(00388):売買代金の増加など、証券会社は売買委託手数料の増加などで直接恩恵を享受できる。

②銀河娯楽集団(00027)などのマカオカジノ関連銘柄やテンセント(00700):稀少性や知名度などを基準に、中国未上場、香港市場のみに上場している銘柄が中国人投資家に好まれると見ている。

③AH重複上場銘柄:A株とH株の株価乖離率の大きな銘柄(H株が割安な銘柄)への見直し買いも期待されよう。


(東洋証券亜洲有限公司 キョウ)

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