新規口座開設はこちらから

マルチチャンネルサービス

ホームトレードはこちらから

TOYOメール配信サービス

中国からの便り

第182回:マスクを外せるのは来年?進むコロナワクチン接種

臨時で作った小部屋の外でワクチン接種を待っている人たち(撮影)東洋証券

新型コロナウイルスは想像より厄介だ。発生から約1年半が過ぎても、まだ世界各地で猛威を振るっている。中国でも時々、地方で散発的に感染者が見つかっている。

2020年の年初のように都市封鎖までは至らないものの、長距離移動はなるべく避けるのが社会の流れだ。私も毎年1回は海外あるいは中国国内旅行をしていたが、この1年半は一時中断。マスクを毎日着けるのもキツイ。だが、外したら感染リスクが高まると思うと、息苦しさを我慢せざるを得ない。

このマスクと「Say byebye」できるのは来年になるかもしれない。特効薬はやはりワクチンだろう。

現在、中国では18歳以上の一般市民は無料で新型コロナワクチンを接種できる。「不活化ワクチン」(接種回数2回)、「ウイルスベクターワクチン」(同1回)、「組換えサブユニットタンパク質ワクチン」(同3回)の3種類があり、全て国産。個人でアプリ経由、もしくは団地(マンション)や居住エリアの居民委員会(町内会のようなもの)で申し込む。

ワクチンを受けた友人3人に聞くと、全員が不活化ワクチンを接種していた。副反応は軽い目眩がするくらいだったという。

主人の母(66歳)も先日接種した。まずは居民委員会で申し込み。数日後、同じく申し込んだ住民約50人と一緒にリムジンバスに乗り、接種会場に赴いた。街の体育館が改造され、中には小さな接種室が並ぶ。観客席は接種を待つ人で一杯。会場によっては2~3時間待たされることもあるそうだ。

接種後は念のためその場で30分待機。義母は特に副反応もなく、無事に帰宅した。夜は接種部位に痛みを感じたものの、2~3日で緩和。無事1回目の接種終了で一安心。2回目は通知待ちである。

実のところ、義母は当初、ワクチンを接種するつもりはなかった。60歳以上で高齢者の部類にあたり、副反応もずっと不安視していた。接種後に、顔面神経麻痺や白ナマズ(尋常性白斑)の症状が出た人もいるからだ。ただ、彼女は病院でボランティアを行っている。昨年は新型コロナの関係で中断していたものの、最近募集が再開した。応募条件はコロナワクチンを接種しているか否か。接種済の隣人の「副反応のケースは聞いたことがない」という声に押され、やっと決意したという。

私の実家(江蘇省)でもワクチン接種がスタートした。母は高血圧の症状があるため、それが落ち着いたら受ける予定という。接種ガイダンスには、妊娠中、慢性病の発症中、神経系疾患がある場合などは接種してはいけないとある。私自身も昨年末に手術を受けた。術後1年間は薬を飲み続け、身体の様々な値や指標を基準範囲内で維持する必要がある。厳密に言えば「慢性病発症中」と言えるだろうか?医者からはワクチンを受けても大丈夫と言われたが、やはり慎重に考えたい。次回の診察時、私と同じ状況の「病友」にも聞いてみるつもりだ。

中国の専門家は、国内のワクチン接種率が70~80%に達したら集団免疫が獲得できると言う。海外でもコロナ蔓延を抑えることができたら、マスクを外して生活できるようになると説明していた。うまく行けば来年下半期には実現できるそうだ。

中国のワクチン累計接種回数は、4月17日時点で約1.9億回に達した。推定で約1億人が接種完了したもよう。私も接種できる日が一日でも早く来るよう願っている。

(東洋証券上海駐在員事務所 孫 佳賢)

ご投資にあたっての注意事項

外国証券等について

  • 外国証券等は、日本国内の取引所に上場されている銘柄や日本国内で募集または売出しがあった銘柄等の場合を除き日本国の金融商品取引法に基づく企業内容等の開示が行われておりません。

手数料等およびリスクについて

  • 国内株式等の手数料等およびリスクについて
  • 国内株式等の売買取引には、約定代金に対して最大1.2650%(税込み)の手数料をいただきます。約定代金の1.2650%(税込み)に相当する額が3,300円(税込み)に満たない場合は3,300円(税込み)、売却約定代金が3,300円未満の場合は別途、当社が定めた方法により算出した金額をお支払いいただきます。国内株式等を募集、売出し等により取得いただく場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。国内株式等は、株価の変動により、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 外国株式等の手数料等およびリスクについて
  • 委託取引については、売買金額(現地における約定代金に現地委託手数料と税金等を買いの場合には加え、売りの場合には差し引いた額)に対して最大1.1000%(税込み)の国内取次ぎ手数料をいただきます。外国の金融商品市場等における現地手数料や税金等は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、本書面上その金額等をあらかじめ記載することはできません。
  • 国内店頭取引については、お客さまに提示する売り・買い店頭取引価格は、直近の外国金融商品市場等における取引価格等を基準に合理的かつ適正な方法で基準価格を算出し、基準価格と売り・買い店頭取引価格との差がそれぞれ原則として2.50%となるように設定したものです。
  • 外国株式等は、株価の変動および為替相場の変動等により、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 債券の手数料等およびリスクについて
  • 非上場債券を募集・売出し等により取得いただく場合は、購入対価のみをお支払いいただきます。債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、元本の損失を生じるおそれがあります。外国債券は、金利水準の変動等により価格が上下するほか、カントリーリスクおよび為替相場の変動等により元本の損失が生じるおそれがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により元本の損失を生じるおそれがあります。
  • 投資信託の手数料等およびリスクについて
  • 投資信託のお取引にあたっては、申込(一部の投資信託は換金)手数料をいただきます。投資信託の保有期間中に間接的に信託報酬をご負担いただきます。また、換金時に信託財産留保金を直接ご負担いただく場合があります。投資信託は、個別の投資信託ごとに、ご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なるため、本書面上その金額等をあらかじめ記載することはできません。
  • 投資信託は、主に国内外の株式や公社債等の値動きのある証券を投資対象とするため、当該金融商品市場における取引価格の変動や為替の変動等により基準価額が変動し、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 株価指数先物・株価指数オプション取引の手数料等およびリスクについて
  • 株価指数先物取引には、約定代金に対し最大0.0880%(税込み)の手数料をいただきます。また、所定の委託証拠金が必要となります。
  • 株価指数オプション取引には、約定代金、または権利行使で発生する金額に対し最大4.400%(税込み)の手数料をいただきます。約定代金の4.400%(税込み)に相当する額が2,750円(税込み)に満たない場合は2,750円(税込み)の手数料をいただきます。また、所定の委託証拠金が必要となります。
  • 株価指数先物・株価指数オプション取引は、対象とする株価指数の変動により、委託証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがあります。

利益相反情報について

  • この資料を掲載後、掲載された銘柄を対象としたEB等を東洋証券(株)が販売する可能性があります。
    なお、東洋証券(株)および同関連会社の役職員またはその家族がこの資料に掲載されている企業の証券を保有する可能性、取引する可能性があります。

ご投資にあたっての留意点

  • 取引や商品ごとに手数料等およびリスクが異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、等をご覧ください。
  • 掲載されている情報は、当社が各種のデータに基づき投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成したもので、投資勧誘を目的としたものではありません。
    また、掲載されている情報の正確性および完全性を保証するものでもありません。意見や予測は作成時点の見通しであり、予告なしに変更することがありますのでご注意ください。
    掲載されている情報に基づき投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、当社は、理由の如何を問わず、一切責任を負いません。株価の変動や、発行会社の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがありますので、投資に関する最終決定は、お客さまご自身の判断でなされるようお願いいたします。
    なお、東洋証券および同関連会社の役職員またはその家族はレポート等に掲載されている企業の証券を保有する可能性、取引する可能性があります。
    情報の著作権は当社または情報提供元に帰属しており、いかなる方法を用いても、事前の許可なく複製または転送等を行わないようにお願いいたします。
PDFファイル形式のニュースをご覧になる場合は、Adobe Readerをインストール頂く必要がございます。
Adobe Readerダウンロードページへ