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中国からの便り

第152回:前半波乱も後半に期待 ブルーチップと5G関連に注目

「2019年の注目テーマ及び有望セクター」「2019年の中国株式市場休場日程」

2018年の中国株式市場は総じて右肩下がりの展開となった。米中貿易摩擦の激化から、上海総合指数は一時2,449ptまで下落。深セン成分指数も一時、7,084ptまで売られた。米政府による中興通訊(ZTE、00763)や華為技術(ファーウェイ)との取引制限などに加え、3回にわたる対中追加関税の発動でハイテク関連株が売られた。米政府から輸出規制の検討対象とされた杭州海康威視数字技術(002415)の株価は、年初比で30%以上下落した。

さて、19年はどのような展開が予想されるだろうか?国際的な指数組み入れなどの明るい材料がある一方、米中貿易戦争の長期化でリスクオフの動きが強まるかもしれない。中国経済や株式の動向について現地の主要証券各社の見方をまとめてみた。

経済成長率は、第13次五カ年計画(2016~20年)期間中の最低ラインである6.5%前後は概ね維持できると見られている。民営企業の資金難問題の解決や法人減税も経済下支えに一役買うだろう。これまでのインフラや不動産投資頼みの経済体制から脱却し、次世代産業やイノベーションが経済の主役に躍り出る重要な1年になるとの見方もある。

株式市場は、米中貿易戦争が企業業績に影響する可能性から、前半は神経質な展開になるとの慎重な見方がある。ただ、後半にかけて反発すると見る向きも多い。「低バリュエーション」「海外資金の流入加速」がキーワードになりそうだ。申万宏源証券は、A株のFTSEラッセルの株価指数組み入れ(6月予定)で約700億元(約1兆1550億円)の資金流入が期待できると見ている。また、MSCI新興国指数への組み入れ比率拡大に伴い約3500億元(約5兆7750億円)規模の投資資金も入ってくると思われる。

上海総合指数のレンジは、今年も各社ははっきりした数字は示していない。以前は具体的な予想が多かったが、大きく外れた時の投資家や市場からの非難を恐れていると思われる。ただ、現行水準(18年12月中旬)から約15%上昇の3,000ptまで回復できるかがポイントという控えめな意見が多い。一方、西南証券は3,200ptまで買われるという強気な見方を出しているほか、中信証券はこれから最大5年間続くブル相場の起点になると期待を込める。

具体的に物色されそうなセクターやテーマは何だろうか。中原証券は、業績堅調な大手優良企業を重視した投資戦略が有効という。銘柄は、美的集団(000333)、杭州海康威視数字技術、江蘇恒瑞医薬(600276)、貴州茅台酒(600519)などが挙げられよう。いずれもストックコネクト経由の売買が多い。業容も分かりやすく、外資の「ファーストチョイス銘柄」だ。

招商証券は医薬セクターに注目。医薬品の「集中調達」制度が業界全体に影響を与えるものの、新薬開発に積極的なイノベーション力がある企業の投資回収に期待している。ハイテク分野では多数の地場系証券が次世代通信規格「5G」を19年の投資テーマとして推奨している。19年の本格プレ商用化を念頭に、中国は官民一体で急ピッチに準備を進めており、大きな投資チャンスがあるという。また、中国政府が年前半にも上海市場にハイテク・ベンチャー企業の専用ボード「科創板」を開設する予定。同分野の盛り上がりはまだまだ続きそうだ。

懸念材料としては、米中貿易協議の交渉決裂や中国経済の減速が挙げられる。投資家心理の悪化による流動性低下が市場の足かせになるとの見方もある。

(東洋証券上海駐在員事務所 山藤 秋男)
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