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中国からの便り

第151回:底入れから反転なるか バリュエーション見直し機運も

「2019年の注目テーマ及び有望セクター」「2019年の香港株式市場休場日程」

2018年の香港株式市場は、年初から力強い上昇が続き、ハンセン指数は1月29日の取引時間中に33,484ptまで上昇し、史上最高値を更新した。しかし、その後は中国株安や米中関係の悪化などが悪材料視され、下降トレンドに転じ、現在(12月20日)も弱気相場が続いている。

19年の香港株式市場は底入れして上昇トレンドに転じるのだろうか?

東洋証券香港現法では、懇意にしている金融機関などからの情報を集計し、19年の香港株式市場の見通しをまとめてみた。その結果、やや「強気」の見通しが多かった。ハンセン指数の19年末の目標値を27,000~30,000pt(12月20日の終値比5.4~17.1%上昇)に設定する調査機関が目立った。

主なプラス材料としては、①バリュエーション面での割安感から見直し買いへの期待、②中国政府による景気刺激策効果の現れ、③先進国市場からの資金流入期待、④ストックコネクトを通じたサウスバウンド(上海・深セン⇒香港)の純流入額拡大への期待などが挙げられた。

米中貿易摩擦、中国経済の減速懸念などのネガティブ材料を概ね株価に織り込み、19年に割安なバリュエーションは見直される可能性が高いという見方を示す金融機関が多かった。現在、香港メインボードの配当利回りは3%超で、米10年債利回りを上回る状況、PER(株価収益率)も約10倍と歴史的な低水準にある。また、政策効果に期待する見方も多かった。中国では、インフラ投資の拡大、個人所得税・増値税(日本の消費税に相当)の引き下げ、民営企業への支援強化などの景気刺激策が相次ぎ打ち出されており、19年にその政策効果が経済成長の下支えとなることに加え、追加の景気刺激策と金融緩和策も期待できる。

需給関係に着目する向きもあった。米国の利上げサイクルは終盤に近づいており、先進国市場から香港を含む新興国市場に投資資金が戻ってくる可能性を指摘する声もあった。また、19年サウスバウンドの純流入額が増加に転じれば、相場上昇の後押しになるという見解もあった。

一方、株式市場の上昇を抑える要因としては、①米中貿易摩擦が長期化する可能性、②米中をはじめ、世界経済の減速感が強まるリスク、③企業業績の下振れリスク、④人民元安進行のリスク、⑤英国のEU離脱を含む欧州の地政学リスクなどが挙げられた。

18年12月に開催されたG20での米中首脳会談では、追加関税の発動に関し、90日間の猶予期間を設けた。米中貿易摩擦をめぐる先行き不透明感をネガティブ材料として挙げる金融機関は多く、米中通商関係の悪化が企業業績の下振れリスクにつながると指摘された。また、米中間で、貿易協議の期限に対応する19年2月末頃までになんらかの和解がなされ、中国株の反転上昇のきっかけになるという楽観的な見方もあった。

米利上げの継続、それに伴う長短利回り曲線の一層のフラット化が、米国をはじめとする世界経済の減速を誘うというリスクを示す金融機関も多かった。

(東洋証券亜洲有限公司(香港現地法人) キョウ 静傑)
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