新規口座開設はこちらから

TOYOメール配信サービス

資料請求はこちらから

ホームトレードはこちらから

中国からの便り

第141回:香港式旧正月お祝い言葉 完全攻略!

中洋の文化を同様に重んじるところが香港の大きな魅力の一つ。クリスマスを盛大に祝った後、すぐやってくるもう一つの最重要年中行事は「新年(農暦新年)」だ。他の中華圏では「春節」と呼ばれるこのイベントだが、単なる一祝祭日ではなく、新しい一年の始まりという響きが筆者は好きだ。特に早くも挫折してしまった新年の抱負をまた仕切り直せると言う意味で......。

旧正月の飾り付けといえば縁起の良い言葉を書いた赤い紙が真っ先に頭に浮かぶだろう。中国本土では七文字の対句を用いることが多いが、香港では四文字の祝い言葉が主流。そのような四字熟語を書いた紙は「揮春」と呼ばれ、人と出会った際にもお祝いの言葉としてそのまま使われる。「恭喜發財」、「身体健康」、「心想事成」、「龍馬精神」、「万事如意」などの聞こえが良い。

特筆したいのは「恭喜發財」(ゴンヘイファッチョイ)だ。「財を成す」という意味で使われている言葉だが、「新年」の期間中に一日でも香港に滞在すれば、嫌でも耳にする。なぜなら人々は会うたびに高確率で「恭喜發財」を言うからだ。何も考えず、半ば条件反射的に発すると言ってもいい。金銭を大切にする香港ではとびっきり最高の祝い言葉だが、筆者はあえて言わない。欲丸出しの文句で好まないという理由もあるのだが、その言葉に未だに払拭できない違和感を覚えるからだ。そもそも「恭喜」には「おめでとう」、「發財」には「財産が増える」という意味があり、日本語直訳すると「お金をたくさん持つようになっておめでとう!」となる。「祝你身体健康」(健康に恵まれますように)などと違い、「恭喜發財」だけが断定的な言い方になっている。まるで「發財」していることが既成事実であり、それを祝うみたいだ。本当に「發財」している人ならともかく、散財したばかりの人やお金に恵まれない人に向かって、「恭喜發財」は嫌味でしかないのではないかと筆者は20年間以上密かに思っている。

もっとも、親戚と会うたびに「とりあえず恭喜發財を言っとけばOK!」ということはない。「利是」(お年玉)をたくさん貰うためには工夫も欠かせない。年に一度しか会わない親戚なら「新年快楽」、「身体健康」のようなテンプレート的なもので問題ないが、仲のいい親戚や同僚には適切な祝い言葉を見極める必要がある。ビジネスマン相手にはひたすら「大展鴻図(仕事が手広く展開していきますように)」「生意興隆(商売繁盛)」など商売関連の言葉を連発するだけでいいだろう。四字熟語系は定石だが、その上で普通のお祝いフレーズも併用すると尚良し。若い女性には「青春常駐(いつまでも若くいられるように)」の後に、「今も十分美しいですが、今年は去年よりもキレイでありますように!」も付け加えたら完璧だ。恥ずかしがらないで堂々と言いたい。

「利是」を贈る側もお祝いを返すのだが、学生や受験生には「学業進歩」、「今年の受験に合格するように!」を言うことが多い。一方、独身の人には「今年はいい彼氏・彼女が見つかるように!」を言う年長者も少なくない。婚活している人ならまだしも、独身生活を謳歌している人にとっては有難迷惑にほかならないというケースもしばしば。

表現のストレートさに定評のある香港人が一般的な祝い言葉に甘んじるはずもない。近年、一見ふざけているが心の声を如実に反映するものが続出。「速速上車(早くアパートを購入できるように)」、「肚腩無晒(ぽっこりお腹消滅)」、「不勞而獲(労せずして得る)」「升職加薪(昇進・賃上げ)」、「六合全中(ロトシックス当選)」、「唔洗OT(残業なし)」などだ。また、投資が生活の一部となっているため、「股市勁彈(株式市場急騰)」、「入市即賺(株式市場で即刻儲かる)」のような株式関連の言葉もある。

デザインは多岐に渡るが、伝統的なデザイン以外にも、サンリオやポケモンなどのキャラクターが未だに高い人気を誇り、店舗の中で常に一角を占めている。もっとも「残業なし!じゃね~」を言うハローキティがプリントされた「揮春」を見て、シュール極まりないと思うのは筆者だけではないはずだ。

最後に、ここで香港人らしい新年のお祝いメッセージをお送りしたいと思う。投資家の皆様、今年も「入市即賺」でありますように!

(東洋証券亜洲有限公司(香港現地法人) ルイス リョウ)
ご投資にあたっての注意事項

手数料等およびリスクについて

  • 株式の手数料等およびリスクについて
  • 国内株式の売買取引には、約定代金に対して最大1.2420%(税込み)、最低3,240円(税込み)(売却約定代金が3,240円未満の場合、約定代金相当額)の手数料をいただきます。国内株式を募集、売出し等により取得いただく場合には、購入対価のみをお支払いいただきます。国内株式は、株価の変動により、元本の損失が生じるおそれがあります。
  • 外国株式等の売買取引には、売買金額(現地における約定代金に現地委託手数料と税金等を買いの場合には加え、売りの場合には差し引いた額)に対して最大0.8640%(税込み)の国内取次ぎ手数料をいただきます。外国の金融商品市場等における現地手数料や税金等は、その時々の市場状況、現地情勢等に応じて決定されますので、当ホームページ上にその金額等をあらかじめ記載することはできません。外国株式は、株価の変動および為替相場の変動等により、元本の損失が生じるおそれがあります。

利益相反情報について

  • 本レポートを掲載後、掲載された銘柄を対象としたEB等を当社が販売する可能性があります。

ご投資にあたっての留意点

  • 取引や商品ごとに手数料等およびリスクが異なりますので、当該商品等の契約締結前交付書面、上場有価証券等書面、目論見書、等をご覧ください。
  • 掲載されている情報は、当社が各種のデータに基づき投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成したもので、投資勧誘を目的としたものではありません。
    また、掲載されている情報の正確性および完全性を保証するものでもありません。意見や予測は作成時点の見通しであり、予告なしに変更することがありますのでご注意ください。
    掲載されている情報に基づき投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、当社は、理由の如何を問わず、一切責任を負いません。株価の変動や、発行会社の経営・財務状況の変化およびそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがありますので、投資に関する最終決定は、お客さまご自身の判断でなされるようお願いいたします。
    なお、東洋証券および同関連会社の役職員またはその家族はレポート等に掲載されている企業の証券を保有する可能性、取引する可能性があります。
    情報の著作権は当社または情報提供元に帰属しており、いかなる方法を用いても、事前の許可なく複製または転送等を行わないようにお願いいたします。
PDFファイル形式のニュースをご覧になる場合は、Adobe Readerをインストール頂く必要がございます。
Adobe Readerダウンロードページへ